昨日、ベテルギウスが超新星爆発をするかも知れない。そんな兆候が見られた、というニュースが流れたことを書いた。
が、今日になって、あれれ?と思った。
ベテルギウスは脈動しており、だからこそ変光星になっている。
また、ベテルギウスの形がいびつであることなど、昔から知られていたし、昨年夏には、ラッキーイメージング撮影された画像もあった。
それが、今さら何なの?
と気づいたわけだ。
ベテルギウスは、私たちの太陽に比べたなら、2桁も3桁も短命な星のようであり、今まさに星としての終焉を迎えつつある。
が、まてよ。
いくら短命とはいえ、人の感覚では計れない。
東海地震や宮城県沖地震がくるのは確実としても、明日かも知れないし、何十年後かも知れない。
同様に、ベテルギウスの超新星爆発がほぼ確実に起こるとしても、明日かも知れないし、何十万年後かも知れない。
ただ、立場を変えて、もし私がこのニュースを利用するならば、2012に代表されるマヤカウントや、三大宗教と、その親宗教に残る、末世思想に結びつけることができる。
ただ、テレビなどに出てきたり、あるいはブログでこうしたことを扱っている方の、何人かに申し上げたいことがある。
あと少し、基本を学んで欲しい。
マヤの1、2、3も数えられずに、また、どういう計算で2012という数字が出てきたかも知らずに、アラビア的、あるいは西洋的計算を使うといった、デタラメは使わないで欲しい。
お茶の間の話題提供にはいいが、早い話が、お人好しの爺ちゃん婆ちゃんをだます詐欺と大差ない。
また、よく恥ずかしくないなあ、と全くとんちんかんなことを言っている“専門家”の厚顔には、呆れあてて、むしろ感心してしまうことがある。
ニュースも娯楽番組の一つになりつつあるから、仕方ないのかなあ。
風邪、一進一退。