社長さんいらっしゃいますか? | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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電話得意?
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時々、そんな電話がかかってくる。

話方がまだ慣れない場合、あるいは淀みがなさすぎる場合は、9分9厘怪しい勧誘である。
いや、仮に勧誘ではなくとも、苗字もつけずに単に“社長”と呼び、自分の名前さえ名乗らない輩だ。

そっちがそんな常識知らずなら、こっちも常識外れの対応でもしますかい。
ということで、

“あのう、どの社長ですかな”
と聞いてみる。

だいたいはこれで
“あらっ、嘘800カンパニーではないんですか?失礼しました”
ガチャンとなる。

が、要領を得ない人などは、

“あのう、たくさん社長がおられるのですか?”
なんて、言ってくる。

ほら、やっぱり。
“社長がおられる”なんて新作敬語表現は、社長と話しをしたい相手には、いませんな。

で、こっちも調子に乗って言ったことがある。


“ええ、ここは社長だらけですからね。お話したいのは、どなたですか?”

相手はもじもじし出す。 声が急に小さくなる。


プロならここでガチャンして、その電話番号には二度とかけないだろう。





しかし、中には二代前の社長の名前やら、間違った読み方で電話してくる人もいる。

例えば、凹凸(おうとつ)社長に対して、デコボコ社長のご指名だったりする。



最近はないが、そんな電話がかかってきた場合には、私は得意のボケ爺対応をしたことがあった。


かなり昔になるが、同じ方から、たくさんの携帯電話を使って一斉に集中砲火を浴びた時には、参った。

とにかくトイレにも行けない。


また、ある女性からは“しま爺さん、私はあなたの声と名前は覚えていますからね。次に、私が別名で電話して、違うこと言ったら、どうなるか楽しみ”
などという、背中が寒くなるような電話もあった。


ちなみに、塾講師を辞めてから、口頭ながら、首や手足を切られたこと数回、指はもう足までないだろう。


まあ、最近はないですがね。