【しま爺迷怪辞典】2010.01.06 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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世間を少しばかり斜めから見てしまうしま爺さんの短編小説や随筆集などなど
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★簡単な夢(原典:邯憚の夢)
実現可能かどうかは考えない、単なる理想論。相手に希望を持たせ、一気に得票を伸ばしたい時に使う常套手段。
聞き手が、すぐに忘れてしまう性格を利用する、伝統芸能術の一つ。

参考1:寒暖の夢
浮き沈みが激しく、さっぱり理解できないこと。

参考2:間断の夢
脈絡のないたわごと。




★紙面創歌
誤字があるか?
2012年の裏流行語大賞候補だが、意味不明。
四面創歌とも書く。
多分、何らかの歌が紙面をにぎあわせたり、たくさん聞こえてくることだろう。



★環境お銭
二酸化炭素削減目標に達しないため、発展途上国から削減分の二酸化炭素を買い取ること。
→反対語【環境応戦】
①日本では、温暖化の悪玉と報道され、既成事実化された二酸化炭素の削減に疑問を挟むこと。
②化石燃料企業に弱い国が、二酸化炭素などの削減に反対すること。

→類義語【環境お膳】
相手を煩わすことなく、きれいに料理したものを差し出すこと。つまり、言われるがまま、必要以上の譲歩をしたうえ、相手にプレゼントまで与えること。




★買って兜の戸を閉めよ
優良優先株を買ってもらい、そのルートを明かさないよう、兜町方面に圧力をかけること。
転じて、金の成る木を隠し通すこと。または、口封じ。




★こうかいと迎合(あど)に立てる
こうですかい?と、後になって、相手の調子に合わせてごまかすこと。
転じて、適当に言いくるめること。あるいは、それを聞いて、腹を立てること。





……生まれたてホヤホヤの言葉


【ど!ハイ(do!-high)】
想像を絶すること。あるいは信じられない物。

(何でも世界一ではないと気が済まないドバイに、800メートルを超えるビルが完成した。地震の少ない地域ならではのこととはいえ、バベルの塔になりはしまいかとの危惧もある)




【少林寺の商倫理】
どんなに名前と歴史のある寺でも、最近は金儲けに手を出すという喩え。
転じて、体裁より中身をとること。

(カンフー映画などでもお馴染みの少林寺が、近々香港の観光企業と合弁会社を作り、上場する方向で話が進んでいるらしい)





【不足商品を転売】
足らない、足らないと言って言っておきながら、実は過剰になり転売すること。
転じて、話と行動が矛盾すること。あるいは、真実が見えないこと。

(フランスでは、新型ワクチンが余って、中東に転売をし始めた)





【行き過ぎ合戦】
遊びから始まったものが、大きな問題を引き起こすこと。あるいは、普段抑えていた不満を、なにかに乗じて発散すること。
(ドイツ・ライプチヒでは、雪合戦が加熱し、建物や自動車を壊す、大きな騒乱となった)




【半分でも2、3倍】
ある人が年金が半減されたと嘆いているが、それでも一般人の2、3倍はあるだろう、ということ。
転じて、もともとの基準が違うこと。

(ある大手企業が年金を減額する方向だが、それでも、一般人とは比較にならぬほど高額なものだろう)