峠道 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

しま爺の平成夜話+野草生活日記

世間を少しばかり斜めから見てしまうしま爺さんの短編小説や随筆集などなど
★写真をクリックすると、解像度アップした画像になります。

一つ峠を越えれば、またつづらおりの登りが待っている。


使い古された表現だ。


本当の峠は、どれ程の勾配だったのか、その後どれくらいの登りがあるのかがわかる。


が、心の峠は、それが急な登りだったのか下りだったのかが分からない。


いや、峠だったのか、平坦な道だったのさえ分からない。


また、巨人ならひとまたぎの山も、ハツカネズミには、えらくしんどい行程なのである。