
そう言っても、大掃除もせずゴミにまみれて、ハエと一緒に過ごすようになった、私の話ではありません。
かなり古い映画に、転送装置を開発中にハエが紛れ込み、ハエの遺伝子が組み込まれた人間ができてしまった、というものがありました。
このハエというのが、多少遺伝子なんていうものをかじった者には、うならせる設定なのです。
ヒトの遺伝子の末端には、ある特殊な構造があり、どうも50~60回くらいの分裂の後、死滅するか変異の度合いが修復速度を上回り、生命を維持できなくなるようなのです。
ところが、ハエにはこの遺伝子末端(テロメア)を操作し、寿命を伸ばすのに成功したという実験報告がなされています。
つまり、こうしたハエの遺伝子の一部をヒトの遺伝子に組み込めば、多くの人が望む永遠の生命、いや、それは無理としても、長寿を得られるだろうというわけです。
このような研究は世界中で行われ、動物実験はかなりされているようです。
しかし、遺伝子を自然界ではあり得ないものにしてしまった生命を、どう評価してよいものやら。
また、遺伝子を操作したところで、個体差というものもありますしね。
今、インターネット検索しましたら、このテロメアの長さを測定し、残存寿命を調べたりしたテレビ番組もあったようです。
99%は理解できるのですが……。
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