過越祭(ペサハ)と日本の正月 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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元旦、何する?
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ユダヤ教における最も重要な祭である、過越祭(ペサハ)には、日本の大晦日から元旦にかけて行われる行事に、大変似た事柄を見つけることができる。


過越とは、かつてユダヤ人たちがエジプトで奴隷の身であった頃、モーゼが指導者となりエジプトからの脱出(エクソダス)を計画していた頃に由来する話だ。

モーゼは、エジプトからの脱出のためにエジプト王(ファラオ又はパロ)と魔術比べをする。

そのうちの一つに、禍をもたらす神がエジプト全土を襲い、各戸の長男を死に至らしめてしまうというものがある。

が、ユダヤ人の家は、皆無事に、この神が過ぎ越して、誰一人被害に会わなかった。

これを永遠に語り伝えるための祭が、日本語ではそのままの過越祭(ペサハ)である。


さて、ではなぜ神はユダヤ人の家に災いをもたらさなかったのだろうか。

それは、各家に神の子である印があったからである。

その印とは、入り口の二本の柱と、その上にある覆いが、羊の血で赤く塗られていたからだ。

これこそが、神の子である印であった。



★赤い二本の柱と上にまたがる柱。
これは、なんと鳥居に似ていることだろう。


また、この日は家族が皆家に集い、夜遅くまで語り合う。

★昔は、大晦日に家族が一同に集い、夜明かしする風習があった。
最近、急速にこの傾向が無くなりつつあると感じる。


さらに、これから1週間は、種なしパン、つまり酵母発酵しない硬パンを食べる。

これをマッツァという。

★日本の正月は、今でも学校の期の初めに残るように、7日は正月休みの雰囲気があった。
また、正月に欠かせない食事モチmochiと mattsaは、大変似た音です。



さらに、このマッツァは苦菜と共に食べます。

★正月の七草粥は苦菜に似たものが多い。




なお、ペサハに生け贄に上げた羊の肉は、翌日まで持ち越してはならず、すべて焼き尽くすのです。

★ヒンドゥーの影響が強いと思われる正月中旬の“どんと祭”では、正月の飾り付けなどをすべて焼き尽します。



さらに、ユダヤのラビと思われる格好(衣装や合図用のほら貝)は、日本の山伏と見分けがつかないくらい似ています。



ユダヤ教の暦は、日本の3月から4月頃が新年の始まりです。


多くの西洋諸国の新学期は9月です。
しかし、日本では4月が新学期の始まりです。



ユダヤ人の語り伝えているヘブライ語や、その近縁のアラム語、あるいは囚われの身になっていたエジプトやバビロンのあったアッカド、さらにその昔のシュメール語などで、日本神話に出てくる神々の名前を、その音に近い語にあてはめると、ゾクゾクっとするようなことに突き当たります(以前、少し触れた記事があります)。

ただし、まだ、言葉遊び、語呂合わせから抜け出せるものではありません。


昭和天皇に大変近いお方は、旧約をヘブライ語で読んでいらしたようです。


かつて、犬飼道子氏のインタヴューに、そんなことをお答えになられていた記憶があります。




最近、小沢氏が韓国講演の折り、今上天皇が桓武天皇について述べれられたことに触れていました。

あの件は、古い書物を読んでいれば常識ですが、今上天皇が自らお言葉にされた時の驚きは、今でもはっきりと覚えています。


しかし、小沢氏がなぜそれを持ち出したかは、分かりません。



しかし、彼の講演が神武のことに触れたなら、なぜ継体や武烈、あるいは、私のようなアホでも口にすることをはばかってしまう、1400年くらい前の兄弟?喧嘩、江戸末期については、何も触れません。


まあ、このへんは政治的には意味をなしませんので、講演する必要性がないので分かります。


しかし、歴史好きな氏ならこのへんは、十分にわかっていること。


また、世の中の不思議も知っているはず。



氏は、あえてイルカになろうとしているのでしょうか。

いや、そこまで馬鹿には見えません。


とすると、狙いは大紫冠?

まさかねえ。