
千葉に住んで驚いたことがある。
千葉には冬がないのだ。
春→夏→秋→小春を繰り返す。
霜は降るが、雪は滅多に降らない。いや、私の住んでいるあたりは、真冬でも零下になることがあまりない。
正月に、路地に菜の花やハハコグサが咲く。
わずか100キロメートル北にある私の実家などは、明け方は零下10度近くになることもあり、時に札幌より寒い。もちろん、昼には気温が上がり、はるかに北海道より暖かくはなるが。
だから、私が北の仙台に行った時には、冬が暖かいと感じたものだ。
千葉なら、ちょっと我慢すれば、今でも半袖で過ごせるだろう。
実際、次男などは夏と大差ない服装だ。
地球温暖化には?をつける私だが、確かにここは暖かい。
今はもちろん冬ではなく、秋。
それも、正しくは秋のような季節である。
ここでは、10センチメートルも雪が降ると“大雪”であり、交通がマヒするのだ。
