鷹の爪ストーリー | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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正直なところ、このブログネタは何をどうしてよいのかわからない。

だから、勝手に鷹の爪の話を進めていこう。
いな、これは断ることもなかった。
そうだ。最近私は、だいたいブログネタに関係がないことをダラダラと書き連ねているのだから。


さて、鷹の爪で有名なのはタイのプッキーニだかプッキーヌーだかというもの。
以前、世界一辛いと言われるハバネロを栽培したことがあるが、私はこれよりタイの鷹の爪の方が辛いと感じる。

というのは、ハバネロは5ミリメートル角の大きさなら、なんとか口に入るが、あちらのナンプラー漬鷹の爪は、1ミリメートル角でさえ、口に入れたなら半日くらい唇が痺れる。

もちろん、ハバネロにもいろいろな種類があるから、私の栽培したものは、あまり辛くない種類だったのかも知れないし、私がタイで買った鷹の爪が滅法辛い種類だったのかも知れないが。



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ちなみに、朝鮮半島栽培の唐辛子は辛さの中に甘味が感じられるものが多い。


今や東南アジア、東アジアでは欠かせない野菜となったトウガラシだが、実は比較的新しい野菜である。

もともとトウガラシやトマトなどのナス科植物の多くは、アメリカ大陸が原産地だからだ。

社会の教科書に書いている、西洋人の言う、所謂“アメリカ大陸発見”とかは、15世紀末期だから、これらの食べ物がアジアに来てから、おそらく500年にも満たないだろう。

が、もし、今トウガラシがなければ、韓国のキムチもテグタンもなく、タイのトムヤムクンもヤムウンセンもないし、中国の麻婆豆腐も担々麺もなくなってしまう。


つまり、これらアジアの著名な料理は、実はアメリカ大陸がなかったら生まれてこなかったのである。





ちなみに、アメリカ大陸の野菜がなかったなら、ポテトチップスも、スパゲッティナポリタンも、コーンポタージュも生まれなかった。



同時に、禁煙に苦しむ人もいなかったろうし、好き者が、不安を抱きながら麗しきご婦人との一夜を過ごすこともなかったであろうことは、あまりにも有名な話である。






コショウを得るために、列強が戦争になったことは、幾度あったろうか。

また、そのために新たな航路を発見すべく、命を落とした者は何人いたのだろうか。



しかし、トウガラシで戦争などになったという話は、不勉強にしてしらない。

これは、トウガラシの栽培環境が、コショウよりはるかに広いこと、西欧人はあまりトウガラシに興味をもたなかったことがあるのだろう。


しかし、今トウガラシをアジアの国々からなくしてしまう動きがあれば、まず戦争ものだ。




トウガラシは、そこまでアジアに根付いている。