
このネタは、昨年の冬にあった“日本のお化けと海外のお化け、どっちが怖い”と同じような内容かも知れない。
つまり、“お化け屋敷”の怖さとは、物理的な怖さではなく、精神的な怖さだ。
だから、多分イヌやチンパンジーは、ヒト同様お化け屋敷を怖がるかも知れないが、おそらくネズミやカエルは怖がらないだろう。
一方、“ジェットコースター”などの類は、動物として本能的に持っている恐怖心から来るものに違いない。
だから、ほとんどの動物において恐怖を感じるか、あるいは身を守るためのなんらかの方策をとるだろう。
考え方を変えると、あのように急激にGが変化するものに楽しさを感じるのは、人間だけかも知れない。
私は“お化け”に会いたい人間だから、お化け自体現れたら歓喜するだろうが、残念ながら、私はお化けに嫌われているらしく、まだ、それとはっきりわかる方にお会いできていない。
が、お化け屋敷はあまり好みではない。
もっとも、やたら不自然なGがかかる乗り物よりは、はるかに耐えられる。
なお、ディズニーランドなどにある宇宙船のような乗り物は好きである。
あれは、あまりGが変化しないのに、視覚の錯覚を利用したものだ、と知っているから安心して錯覚の世界を楽しめるからだろう。
ところで、昨日紹介したが、武蔵野線・新八柱駅前では、日暮れ時にヒッチコックの代表作の一つ“鳥”を彷彿とさせる光景を目にすることができる。

★注1)
写真に写っている何十倍の鳥たちがいる。
今年は昨年と比べたなら、ずいぶん少なめではあるが、何千羽という鳥たちが集い舞う姿は、ある意味“お化け屋敷”や“ジェットコースター”よりも怖い印象を受ける。
★注2)
今の季節なら、午後6時頃に大旋回が始まる。
昨年は、人のすぐ頭上を飛ぶものもいて、子どもの中には泣きべそをかく子もいた。
私もこれを初めて見た時は、しばらく足が止まった。
ちなみに今日、現場検証してきました。
写真はその時のもの。