
日本人には発音が難しい単語に lice(たくさんの蚤や蝨) と rice(ご飯)がある。
デザートという単語もそれに似て、結構難しい気がする。
カタカナにしてしまえば、すべてデザートだが、アクセントや前後の関係で、この単語には主に、
1:(食後の)デザート
2:砂漠
3:見捨てる
の意味がある。
まあ、多少怪しい発音だろうと、へたするとアメリカ人よりは正しい英語を書ける日本人が多いだろうから、それほど気にすることもあるまい。
それに、間違っても食後に砂漠の砂を食べたいとは思わないだろう。
が、しかしである。
食後に甘いアイスクリームを期待していたなら、砂を食むようなことも、また、見捨てられるようなことも、長い人生においてはあるかも知れない。
いや、デザートを食べたがゆえに、かかる事態とならぬ保障はないのである。
食事の際に、初めからデザートを期待してはならない。
また、それが常に甘いものだとも考えてはならないだろう。
と、ぼやき爺は、またもや勘違いをしているのであった。
ああ、目標とした日まであと2週間。
関の字が、逃げ水、蜃気楼となって行く。