
美味しい豆腐の食べ方。
実は簡単である。
美味しい豆腐を買えばよい。
本当に美味しい豆腐は、それこそ醤油をかける必要もない。
それだけで美味しいからだ。
が、実はこれが難しい。
確か大豆の自給率は、5%を切っていた気がする。 これは、飼料用のものを合わせた数字だろうから、純粋な食用大豆としての自給率は、あと少し高いだろう。
しかし、いずれにしても哀れな数字であることに変わりはない。
今日本で純国産の豆腐を求めることは、かなり難しいに違いない。
というのは、『国産』表示がどうなっているのか、という問題もある。
原料の何割かが国産品である場合、あるいは加工処理を国内で行った際の表示がいかになされているのか、という問題だ。
消費者は、『国産』とか書いてあると、すべての原料が日本産であり、加工作業なども日本で行われた、という勘違いをするだろう。
ちなみに、市販の味噌があったら、原料の大豆のところを見てください。
大豆(遺伝子組み換えではない)という表示はあっても、ほとんどの場合、○県産などとは書かれていません。
これが何を意味するかはお分かりですよね。
まあ、そんな小難しい話は抜きにしますか。
古事記によれば、大豆はスサノヲによって殺された大気都比売(おおけつひめ)の、その大きなケツから生まれたとされる穀物です。
神話はさておき、少なくとも縄文時代には、日本で食べられていたようです。
それに対して、今や世界の大豆を牛じるアメリカの大豆の歴史は高々200年。
本当に量産を始めたのは、わずか数十年前。
一時、食糧自給率が落ち込んでいたイギリスは、方針を転換し日本より高い食糧自給率となりました。
それに対して我が国は……。
ある国が我が国を攻めるのに、ミサイルは必要ありません。
某国が、『輸出やーめた』
とさえ言えばいいのですから。
そして、それは……。