身近な草花 0714 ヘクソカズラずいぶんひどい名前(屁屎かずら)をつけられたものだが、万葉からあった由緒ある薬用植物。 確かに、茎、葉を中心に、名前通りの強烈な臭いがする。 秋に黄土色の実がなるころには薄らぐが、人によっては近づいただけで逃げだすかも知れない。 古くから染料に使われている、アカネ(赤根/茜)の仲間である。 野山のみならず、市街地のフェンスなどでも、クズ(葛)とならび、よく見られる蔦だ。 近づいて見ると、結構かわいい花をつけているのだが……。 そういえば、最近茜をとんと見ていない。どこかの色男に、まただまされたのだろうか。ありゃ、これは違う茜の話になってしまいました。失礼。