
実は私、DOGFEL780点。国際犬語検定準2級です。
ですから、だいたいの犬語は、なまりも含めてわかります。
スイスなまりのノナーントゥなんていう、おフランスシェパードや、~ハセヨなんていうわんこ(ただしメスに限る)にも心が通じたりしましたぞ。
私のつたない経験では、スズメ語とイヌ語は、あまり国による言語の違いがないように思われます。
一方、難しいのはネコ語。
同じ国どころか、同じネコでも朝と夕方でとたんに言葉を変えます。
私がネコ語を学び始めたのは、かなり遅かったのですが、その遅れを取り戻さんと寝食を忘れ、それこそ必死で学んだのですが、どうも私にはネコ語の才能がないようです。
いまだに初級止まり。
はあ。
いつになったら上の級に進めることやら。
えっ?
お前さんにゃ、無理だって?
はあ、残念ながらそんな気もしますなあ。
だいたい、まだネコの笑顔や大笑いする姿さえ見たことがありませんので。
えっ?ネコはニヤケることはあっても、ゲラゲラ笑ったりしないって。
はあ、そうなんですか。
やっぱり、基礎からやり直しですかな。
あらっ、このテーマは何でしたっけ。
ああ、犬のかわいいところでしたね。
そうですね。いろいろありますが、嘘がへたなところ。腹が減っても高楊枝。泳げもしないのに川に飛び込んだりするあたりですかな。
ネコと違って、世を達観しているワンコなんざ見た日には、自分が恥ずかしくなるくらい惚れ惚れいたしまする。
こっちはオス犬でも、いやむしろ雄老犬のそんな姿は神々しくさえありますなあ。
話は飛びますが、トルコあたりには、片方だけ金色の瞳を持つネコがおりまする。
翡翠色の右目と金色の左目を持つネコ。
こいつは、犬以上の何かを感じてしまいますなあ。
古代エジプトのヤマイヌの神アヌビス。
古代エジプト語で、神の名前の場合、語頭母音は変化してアヌビスとなっていますので、普通名詞ならイヌプゥ?あるいはイヌ。
日本語語源の最難関は、私の考えでは、月、山、犬。
犬。
古代エジプト語に、そのひとつの可能性が見えますぞ。
注)古代エジプト語と言っても、時代により変化します。ここでいう古代エジプト語とは新王国時代。つまり、今から3000年くらい前の、比較的新しいエジプト語をいいます。
つまり、エジプト最大の王、ラムセス2世あたり(旧約で言えば、十戒が成立したころ)がいた頃です。
これより少し前に、日本でも有名なトットゥ・アンク・アメン(日本ではツタンカーメンと訳されることが多い)がいました。
日本と古代エジプトを比べると、偶然にも、神の名前も性格も似ていたりすることに気づきます。
それは、日本最高神にも言えることです。