
我ながら、えらく背中がむず痒くなるような題名をつけてしまいましたぞ。
ゴミ掃除人かたぎがこんなこと言うのは失礼千万、身分不相応、風車と戦うドン・キホーテ、たった一人の宇宙大戦争、ワラシムシとスーバーサイヤ人との戦いと分かりつつ、一言、いや三言くらいいちゃもんをつけさせていただきますか。
日本の首相とは、国民の生活を守る政治の舵取り役であり、品格と誠意をもって外国と交渉をしつつも、自国の利益に沿うようにしたたかな顔を持つ人物のことを言います。
私の記憶と独断および偏見によれは、最近の首相でこれに合致する方は思い浮かびません。
多分、今首相をされていらっしゃる方のお祖父様あたりは戦後の代表的首相として、私のイメージの中でも大きな方です。
また、佐藤栄作あたりまでは首相だなあ、という感慨の目で見られます。
角さんは何かと問題が多く、悲壮な幕切れでしたが、まあ、首相です。
その後の三大福中。
我慢して、ここまでが私の中での首相でしょうか。
自民党の番頭さんやなぜか自民と手を繋ぎ、自らの党を事実上消滅させてしまった気のいい爺ちゃま、
面倒くさいなのやーめたのお殿様、私くらいケチくさいために、雌蜂に刺されてしまった踊らされ役者。
もう、このあたりから私にとっては首相ではなく、いや、首相という存在自体が希薄になり、ちょうどある若手女性コンビが受賞したたあとのレコード大賞の重みになっていきました。
今、日本における首相とは、ある意味でお笑い芸人以上の人気者でなくてはなりません。
“サムライ”による政治は、当分来そうにありませんな。
私は今年初めに、2009年大胆予想を出し、国内政治に関しては、渡辺氏、中川氏、浜田氏の独立を挙げました。
渡辺氏は、ご存知の通り独自の道を歩き始めています。
中川氏は、独立とまでは行きませが、党との間に大きな溝ができています。
偶然(必然)でしょうが、政治家は能力はもちろん体力勝負。
昼間の議会という茶番の時は、寝ていていいんです。
どうせ、細かいことは世界一優秀な官僚がやってくれますし、彼らは漢字の読み間違いさえせずに“朗読”するだけですから。
“サムライ”による政治、“朗読しない”政治は、日本にはこない(少なくとも私が生きているうちには)ような気がします。
まあ、何百年、何千年の歴史は、そうそう変わるわけではありませんしね。