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「恋愛って、人生で何番目に大事?」【芸能人の恋愛トーク/TV企画】 ブログネタ:「恋愛って、人生で何番目に大事?」【芸能人の恋愛トーク/TV企画】 参加中
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そんなものは人生には関係ござんせん。 


と、こうなるわけですが、今回は少しばかり真面目な意見を言ってしまいますかな。 


恋愛とは、ある意味、ある考え方においては、人生で最も大切なものかも知れませんな。 


もちろん、日本や韓国などに強く残る儒教の考えをすれば、恋愛とは表だって喜び、特に肉体的なものは遠ざけられるということは重々承知しているつもりです。 


東アジアの多くの国や地域では、欧米のように性は開けっぴろげではなく、むしろ秘すべきものです。 


しかし、私はこれら恋愛の肉体的なものを含め、ある意味で人生で最も重要だろうと考えるわけです。 



ところで、日本は古くは大変恋愛が自由だった気がします。 

一夫一妻となったのは、ごくごく最近の話。 


『通称:魏志倭人伝』『記紀』、『源氏物語』や『伊勢物語』をひもとくまでもなく、太古の日本人はおおらかでした。 




また、日本では大変規律が厳しいと勘違いされているある宗教も、多くの場合、若い時の恋愛には、肉体的なものを含め寛容です。


よい例が、フランス元大統領に愛人がいることは誰でも知っていましたが、マスコミが、特に一流紙と呼ばれる新聞や雑誌、あるいはテレビがそれを取り上げたりはしませんでした。 

もし日本なら、それこそ蜂の巣をつついた騒ぎでしょう。 
日本ならまず間違いなく辞任です。 
実は日本でも、ちょっと前、その人には全く似合わないと自他共に認めるある大臣になられた方に、長年の愛人がいることは、知っている人は知っています。が、マスコミはこれをあまり表沙汰にしませんでした。
その理由は、マスコミがフランスのように個人主義、仕事とプライベートの思考分離できたものではなく、別の理由によるものかも知れません。  


まあ、そのお方は『それのどこが悪いか言ってみろ』的な方でしたから、ある意味で潔くも感じられますなあ。 



ちなみに、上座位仏教(これを小乗仏教と言う方がいたら、およその年代がわかる)の戒律が厳しい東南アジアの国々では、多くの日本人の予想に反して、結構性はおおらかですし、一夫多妻は、多くを扶養しているという観点で、むしろ尊敬の対象であったりします(こんなこと書くと、私より世間知らずどっかの団体から、あまた非難メールでも届きそうですが)。 




とにかく、恋愛は肉体的なものにしろ精神的なものにしろ、若い者にとり、また、その後の人生を考える上で最も大切なもののように思われます。 



なぜなら、そこには、愛、憎しみ、憧れ、そねみ、優しさ、醜さ、真実、嘘、自己犠牲、偽善、欺瞞、喜び、悲しみ、楽しさ、辛さ、安心、不安、希望、失望……。 



恋愛には、人生のほとんどすべてが凝縮されているからです。