
ワイルドと言われて真っ先に思い浮かぶのは、ビリー・ワイルダー(ちょっと発音が違いますが、まあ、いいのでは)『死刑台のエレベーター』。
トランペットという楽器はあまり好きなものではありませんが、あの映画で流れていたけだるいトランペットは素晴らしいですなぁ。ヌーベル・バーグだかヌードル・ハンバーグだかの代表だそうですが、そんなことはどうでもよくって、まあ、なんとも退廃へと向かうかつての大国の色が見事に伝わってくる映画でした。私はこの映画を思い出すと、モジリアーニの生涯を描いたジェラール・フィリップ『モンパルナスの灯(ひ)』が同時に浮かび上がってきます。
全くジャンルが違いますが、全体を流れる色に似たものがあるからでしょうか。
で、マイルドといったらマイルドセブン。
学生時代はハイライトかショートホープ、少したってチェリー。
マイルドセブンは、少し澄ました顔のタバコの感がありました。
三木さんはケントらしいなんて聞いては、ウヒャーさすが首相になるとすごいなあ、なんぞと言っていましたわい。
で、なんでしたかなあ。
すっかり尋ねられていることを忘れてしまいました。