
最近のブログネタは、なかなか難易度が高い。
本を書くとしたら?とか、好きなハンバーガーは?のように、スポンサーのなんらかの意図が働いていると推測できる場合や、好きなお笑い芸能人は?の類なら、ある程度話を進められる。
しかし、例えば以前ブログネタにあった、恋人はキャバクラでもあり?とか、頭の光具合どこまでなら許せる(これはなかったかも知れない)?の類には、いささか抵抗を感じてしまうのである。
今回のネタもそれに近い。
基本的に私は、あまり職業にはこだわらない。
ただ、相手がゴルゴ13の類とか、宇宙人と交信を実現する会会員とか、性的なものを全て否定するとか、あるいはまた、ゴミに触れると身も心も穢れるとか、地球は自分の為に回っているとか、何年後かには人間は5次元の世界での精神を持つとかを信じさせる人とか、俺オレと言って年寄りのお宝を掠め取るとか、絶対にやりますと言っていながら昼寝しかしていない人とか、さらにまた、自分は天才だなどとわけの分からないことを吹聴する人とか、蚊一匹殺すのにキャーキャー騒ぐわりには、巨像を容赦なく打ち殺し象牙を密売する人とか、希少動物を守ろうと言っている首にはオオカワウソの襟巻きをしている人とかの、ごくわずかな職業や趣味をお持ちの方に対し、肌があわないなあ、と感じるだけである。
多分、こうした方はごくわずかなはずだから、基本的に私はほとんど全ての職業に対して、偏見や先入観は持たないようになってきている。
それは、お化けや透明人間の真似をしている方々に対しても、ほとんど同じことが言える。
ただ、私の年と経験では、まだまだ知らない職業がたくさんありそうだ。
昔、相手が看護婦さんだったらなあ、と思ったことがある。
しかし、今は違う。
仕事で精一杯奉仕して、家に帰ってからもそれを期待し、また要求するのは、かなり可哀想なことだ、と感じ始めたからだ。
昼は貞淑な妻。夜は売○○が、男の理想。
そんな言葉がある。
ある意味において正しいだろう。
しかし、こんなことを言うと、急に元気になって噛み付く方たちがいる。
東南アジアで若い女子が、どうしてその職業につかなければならなかったのか、どんな思いでいるのかを、頭だけで、日本の場合に置き換えて話を進め、自分は清楚な服を着、いかにも博愛主義を全面に出しながら、そういう自分が、ひどい偏見と差別意識を持ち、かような職業につかざるをえなかった人たちを鼻で笑っている自分に気づいていない素振りをしている悪者か、何も知らずにただ親ガメの背中に乗ってラッパを吹いている哀れな善人の方に、こうした傾向が強い。
また、そうした方々は、学校で校長がくわえ煙草でもすれば鬼の首を取るが如き大活躍をするが、例えば黒塗りベンツから降りた方がタバコをポイ捨てた時は、急に視力が落ちてしまう(私もそうだ)。
まあ、そう言う方には、こんなにはっきりとわかる皮肉を書いても、ほとんど意味がない。
なぜなら、そうした方は、それが自己発現の場だ、と自分が思っていることを、自分自身がわかっていないからであろうからである。