
このネタは、私にとってはかなり身近な話です。
実際にメジャーな出版社でなければ、また、自腹を切って出すという出版システムの勧誘ならば、何十回かお誘いがありました。
と言いますのは、ブログを始める前は、なんとか公募なるものに欲求不満の捌け口を求めていたからです。
詳しいことは分かりませんが、メジャーではない出版社のいくつかは、出版者からの入金を飯の種にしているようです。
つまり、出版物の売り上げが経営を支えているのではなく、正常な出版社としての姿とは、やや変質が見られるようなのです。
私の経験では、そうした出版社の一部においては、なんとか賞を多産し、うかれた素人に海老をちらつかせ、ちゃっかり鯛や鮃を釣っている感がなきにしもあらず、といったところでしょうか。
まあ、最初からそのへんを分かっていて、あえて車エビを口にするならともかく、本気で海老でシロナガスクジラが釣れるのだ、と考えている方には、海老を飲み込んでから、胃がもたれることがあるでしょう。
最近なくなりましたが、エッセイを書くと、報酬は出版された本だけ、というのもあります。しかし、自分の文章が活字になると、特に初めての時は、感慨深いものがあります。
もし、経済的に余裕があったなら、病みつきになるかも知れません。
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今、本を出せるなら2つの候補があります。
1つは、既に流通ルートに載っている日本語の原点に関する推論で、一部のショップでは学習参考書に分類してくださっている『ことのは呪縛と源』の続編。
そしてもう1つは、私出版レベルでテスト本になった小説『女たちの神々』でしょうか。