
戦国時代というと、決まって出てくるのが、信長、秀吉、家康だ。最近ではテレビの影響もあって、謙信やら信玄の名前も、前者に劣らず人気が出てきている。
また、レッドクリフなどの影響からだろう。
劉備や諸葛亮など中国三國志の戦士たちも知られるようになってきた。

私が尊敬する戦士は、大平正芳だ。
そう、昔はよく漫才のネタになったウー、アーとしか言っていないように聞こえる元総理大臣である。
えっ?
総理大臣って、最近の話じゃん。戦国時代の武将の話だよ、なに寝ぼけたこと言ってるのボケ爺さん!
と思われた方。
あなたは、まだ知らないようですね。
大平正芳はれっきとした戦国時代の武将ですよ。
そして、無惨な最期でもあった。
彼ほどの武将は、もう日本にはいないかも知れません。
まだ、首をかしげているあなた。
嘘だと思ったら、小泉元首相にでも聞いてみてください。
敵ながらあっぱれ!
と絶賛するはずです。
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話は変わりますが、日本人はすぐ熱くなるが、すぐに忘れると言われています。
また、誰か1人を血祭り(表現がストレートですみません)にあげて騒ぐという特徴があるようです。
これには大変奥深い理由が潜んでいそうですから、それ自体がいいとか悪いとかは置いておきましょう。
天国から地獄。
けして珍しいことではありません。
さらに、男ならば誰でもしているような立小便が、重大な犯罪となり、一生を左右するようなことも、世の中にはあるかも知れません。
日本では、個人が考えを持つということに、まだ慣れていません。
場合によっては、場所によっては、個人の考えを持つことは許されません。
が、現実には、これら風土の特質を無視して、いろいろなものが欧米化の道を進んでいます。
かつての日本もそうでした。
日本の持つ懐は大変大きいのです。
が、それは戦国時代でも生き残れる、あるいは自分を持った武将がいたからです。
立小便レベルのことで大騒ぎする今、日本に武将はいるのでしょうや。