レオナルド・ダ・ヴィンチの不思議発見 その1 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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レオナルド・ダ・ヴィンチというと、『モナリザ』が有名だが、私は『岩窟の聖母』(パリ・ルーブル所蔵の方ではなく、ロンドン・National Gallery所蔵のもの)が最高傑作で、2番目はルーブルの『St.John Baptist』だと思っています。


ところで、ダ・ヴィンチには完成作品というものが、ほとんどありません。 
たぶん『モナリザ』も未完成作品です。 


誰が見ても未完成と分かる作品の一つに、マリアと東方博士たちの絵『Adoration of the Magi』という、黄褐色の絵があります。 




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イエスとマリアを祝福する絵で、全体的には興味深い構図なのですが、この説明は省略します。 


素人目にも奇異に感じられるのは、博士やイエス周辺の人々の不気味な表情です。 






博士の1人。 



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周りの人々の1人。 



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なお、この絵全体が、あり得ない空間構造をなして描かれています。 
(遠近法のプロが、全くそれを無視したり、高低、間隔を無視したりしている)


何らかの意図を感じます。