昨日はキリスト教徒の方にとっては、クリスマス以上の最大の祝祭日イースターです。
イースターは復活祭と訳され、イエスがゴルゴダの丘で受難(13日の金曜日)にあったのち、復活したことを祝うものです。
ただ、これはクリスマスにも同じことが言えそうなのですが、実はそれ以前からあった祭り(クリスマスは冬至の太陽復活を祈るものであり、復活祭はペサハというユダヤ人たちの間にあった過越しの祭り)を吸収しまものと思われます。
イエスもユダヤ人として、当然これらの祭りに参加していたことでしょう。
ところで、地球で最も隔絶した島と言われる、イースター島というのをご存知でしょうか。
南アメリカのチリ沖から西へ3000kmのかなたに、周囲数千km海に囲まれた、東西20kmにも満たない島です。
しかし、この島はそこにある巨大な石像モアイで世界的に有名です。
ごくわずかな研究者と称する方たちによれば、宇宙人の基地だったとか、宇宙人のランドマークだとかおっしゃっています。なんでも、その証拠にイースター島付近ね地磁気は異常だ、とかおっしゃるのですが、私が理科年表で調べた限りでは、何か異常なのかを見つけだせませんでした。
ところで、イースター島には面白い風習があったようです。
とにかく絶海の孤島ですから、常に食糧難状態です。食糧として得られそうなものは、海鳥の卵、ネズミ、昆虫と野草の類だけです。魚を捕ることもできたでしょうが、絶壁が多い島では、危険がともなうばかりでなく、獲物が捕れたかどうかさえわかりません。
そこで考えだされたのが、年1度の卵取りレースです。
イースター本島の南西1km強のところにモツ・ヌイという島があり、海鳥が産卵に来ます。
各部族から選ばれた勇士が、この島に渡り卵を持って本島に戻ってきます。
一番最初に海鳥の卵を持ち帰った部族が、その年の海鳥の全獲得権利を得る。
そんな話があったようです。
これは資源確保という観点からすると、納得ができます。
こんな決まりを作っても密漁する者はでるでしょうが、かなりの抑制になり、乱獲による海鳥の卵によって、島民全体が飢餓に陥ることを防いだろうと思われるからです。
ところで、この島は1722年4月6日イースターの日に、オランダ人により発見されたためイースター島と名付けられました。
イースターには卵に色を塗ったりして探すゲームがありますが、どこか似ているのは偶然でしょうか。