
某メーカーの、新製品発表会のようなイベントでのことである。
普段はメールと電話との格闘に明け暮れる私が、珍しく日中に外に出た。
有明だったか東京フォーラムだったか忘れた。
最近、そういうことは、すぐに忘れる。
それは新製品の紹介用に制作された数分のものであり、3D映像テレビそのものの宣伝ではなかった(ただし、その会社のホームページでは、○社イベント会場で公開!世界初!と自慢気な文句が並んでいた)。
やっと、できたか。
美しいプロポーションの、意味不明に薄着のキャンペーンガールを横目で、しかし、やや粘ついた視線を向けながら、そう思った。
偏光眼鏡や左右違った色の付いた眼鏡をかけての3D映像は、技術的には比較的簡単にでき、数十年前からあった。
が、肉眼で3D映像が見られるものは、私の生きているうちにできるかどうかさえ、半信半疑でした。
コンピュータの発展と、液晶加工技術向上のなせる技でしょう。
私は年初、今年の大胆予想に3Dテレビの一般流通販売を上げましたが、これがその予想に影響を与えています。
ここまでくると、次は、虹色ではないホログラフィーですな。
さて、生きているうちに我が家でこれを楽しめますかなあ。
ちょっと難しいかなあ。
一方で、心の片隅に、この技術は開発して欲しくない要望みたいものもあります。
ヒトのためにも。
でも、まず間違いなく開発されますなあ。
というか、おそらくもう、開発済なんでしょうな。
我々が知らないだけで。