
ほんの一時期ですが、私もケ・セラ・セラ、マニアーナ、マイ・ペンラ~イ、明日の風は明日考えよう的な、サバサバというか、パッパカパーな時代もありました。
しかし、田舎育ちのせいでしょうか。
どうも、ずいぶん消極的といいますか、石橋を叩いて渡るような性格に戻ってきている気がします。
まあ、それを口実にするのもおかしい話ですが、着るものも、ずいぶんシックと言えば響きはいいのですが、ひどく彩度の低い、原色系ではない、地味なものに憧れるようになってきています。
だいたいにして、着たきりスズメの私には、このネタ自体語ることがおこがましいのを承知で述べさせてもらえば、黒系のスーツにダーバンのベージュのトレンチ、アルマーニの枯草色のシャツ、ダチョウの革製の黒靴でも履いてみたいもんですな。
まあ、これは天竺ネズミが、ライオンのたてがみを欲しいと、駄々をこねているようなもんですがね。
それに、ヘビに羽をつけたところで、笑われるのが落ちでしょうなあ。
やっぱり、しま爺は、まっくろくろすけ仲間に、膝に穴の開いた灰色ズボンで、土いじりしているのがお似合いのようでございますわい。