長男は | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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私なんかと違い、かなり大人である。 

よくぞ、ここまで育ってくれたもんだ。 
私だったなら、とうの昔にグレている。 

その息子、最近彼女とデートはほとんどせず、テニスに打ち込んでいる。 

なにやら、今日は東京でクラブの全国規模の試合があったようだ。 
予選敗退覚悟だったようだが、3位入賞したらしい。 
高校までラケット握ったことのない者としては、上出来過ぎだわな。 

参加者の大半は親がプロとか、幼稚園からテニスをやっていた人たちらしい。 

まあ、ボロボロの靴でよくぞ頑張ったもんだ。 


高校は今月から休みとなり、バイト先ではコーチに昇格してかなり忙しそうである。 

が、先日は卒業が危うくなり、追試で救われたばかり。 


勉強しないのは、昔の自分を思えば仕方ないが、あまりに悲惨な成績に、通知票など気にしない私でも、フーッだ。 

が、まあ、いいか。 


実は、この息子。昨年即死してもおかしくないような大事故にあっている。周りにいた人の話では、救急車が来るまでには! くらいの交通事故にあった。 
その日私は『ああ、人生の辛さしか知らないまま、あいつを逝かせてしまうのか』との思いで病院に駆けつけた。 


が、息子は奇跡的に軽い打撲傷だけですんでいた。携帯が壊れたことを気にしている始末。 

後日、警察署に行った時には、警官からも『運がいいというか、私らの年齢ならあの世行きですな』なんてことを言われた。


息子も、私同様、生命の危機には強いようだ。 



まあ、そんなだから、学校の勉強にまで欲を出してはいけないんだろうな。 



そういえば、今日はもう一つ嬉しいことがあった。 

近所に、『私有地につき侵入禁止』の立て札とともに、有刺鉄線が張り巡らされたクヌギ林があった。 


今日訪ねたら、有刺鉄線がなくなり『○○町内会』の看板が立っていた。 

元の地主の方には申し訳ないが、私にとってはクヌギ林を自由に歩けるのは、たいそう嬉しいことである。 




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