モーゼの十戒とお正月 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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ずいぶん昔の映画ですが、アメリカ映画に『十戒』というものがありました。 
その迫力と不思議な映像に、世界中が驚嘆した作品です。 
私はキリスト教徒ではありませんが、子どもの頃見たこの映像、特に海が割れるシーンには感動したのを、よく覚えています。
 
後年、テレビで放映された際に、映画解説の神様として知られる淀川長治さんが、制作裏話みたいものを熱っぽく語っていました。ハリウッドで驚くような映画が作られている、と前もって耳うちされていた、とね。 


ところで、十戒とはヘブライ教(ユダヤ教)、キリスト教、イスラム教の共通の聖書である旧約聖書(ヘブライ教徒の方、ごめんなさい。あなた方にとっては問題ある表現ですが、日本では一般的な表現をさせていただきます)の最大テーマと言ってよい、ユダヤ人(この表現も問題がありますが、同様の理由で使わせていただきます)のエジプトからの脱出:エクソダスを描いたものの中に出てくる、人間あるいはユダヤ教徒としての掟です。 

さて、興味深いのはこの一大イベントの所々に記載されている慣習のようなものです。

私は、文字を確認するのさえ困難なくらいヘブライ語は分かりませんから、大半は和訳を参考にしました。ですから、誤りもあると思いますが、


脱出直前、家の扉などに赤い血を塗り災いを防ぐのは、神社の赤い鳥居に似ています。 

また、脱出前には家族が全員集まって、マッツァ(mattsa種なしパン、つまりふっくらしていない)を食べる習慣は、お正月に家族が集まってモチmoti(mochi)を食べる習慣に似ます。


さらに、マッツァには苦菜を食べるのは、七草粥と相通じます。 




その他にも、十戒の記載されている文章は、大変興味深い。 



いつか、またどこかで紹介します。 


★各宗教を信仰されていらっしゃる方へ 

不適切な表現などがございましたら、ごめんなさい。 
また、ご指摘いただければ、今後の参考と致します。 
よろしくお願いします。