
初めて、こうした企画ものに参加です。
というより、ちょうど書こうと思っていた内容が企画にあった、というのが正しいですかね。
今日は、いささか遠くまで足を伸ばした。
とは言うものの、実は家から散歩に出たにすぎないのですが・・・。
しかし、多分10kmは歩いています。
途中で
「どこ、うろついてんの!」
という、どこかのコマーシャルもどきの、90デシベルはあろうかと思われる、わが山の上殿の、たぶん私の体を心配してであろう携帯への、たぶん優しさからついつい大声になり、たぶんいとおしさ余って口汚いとさえ感じてしまう呼び出しさえなければ、
あるいはもっと歩いていただろう。
おっと、好きな花の話をするはずが、とんだ方向にずれてしまった。
さて、散歩途中の田舎のあぜ道で、シヲンを見つけた。

この花は、相当昔から日本にやって来たと思われるが、他の在来種同様、あまりパッとしない花である。
栽培、鑑賞用のキク科植物のように、鮮やかな色合いでもなければ、大輪の花を咲かせるわけでもない。
都会の路地などでも見かけることがあるが、振り向いてくれる人は少ないだろう。
シヲンは、極めてやんごとなきお方の家紋の由来であるとか、旧約聖書に出てくるシヲンとの関係などを論じたものが、少なくない。
そのようなことはさておき、私は、この薄紫のかよわい花びらを持つ花が好きである。
ああ、また、かつてはシヲンのように今にも掻き消えてしまいそうなほどであったが、今や北海道のシシウドくらいにがっちりされた、
あら、また筆が滑った。
訂正、長い年月の波風に耐えた経験から、たいへんしっかりとなされたお方が、今度は100デシベルを超えそうな声で、何やらお呼びあそばされまする。
近所迷惑にならぬかとこわい。
爺の楽しみの時間はおしまいです。
では、では。