心象風景自然は時として、はっと驚かせるような造形や色合いを見させてくれる。と同時に、その風景の中に私たちは、癒されたり、やわび・さびの世界を感じたりもすることがある。都市近郊で見つけた、そんな風景を切り取ってみた。大木に絡まったまま冬枯れを迎えるツタ。複雑に絡みあった光景は、どこか現代社会の縮図のようにも見える。大小数個のキノコのが並ぶ姿は、どこか家族を感じさせてくれる。夏をあれほど謳歌していたひまわりも、今はこんな姿となって冬を待つばかりである。