私の拙い記事でも、作品にご興味をお持ちいただけますと幸いです
ネタバレの定義が人によって異なるので、念のため、感想記事にはネタバレ注意と記載してます
その世のどこか、蒼天のゆりかご : arca comics
著:鯛野ニッケ (敬称略)
発売日: 2023年5月25日
こちらの作品はシリーズ最終巻(3巻)です。
1巻→その世のどこか、地図にない国(別タブで開きます)
2巻→その世のどこか、常夜の楽園(別タブで開きます)
ネタバレを含んでます。
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鯛野ニッケ先生のこちらのツイートに簡単な説明と書影が出てます。
『その世のどこか、蒼天のゆりかご』本日発売です!
— 鯛野ニッケ (@tai_nikke) May 25, 2023
シリーズ3作目、ずっと人様の愛の形を見つめてきたシンが自分の心のありかを見つけるお話です。よろしくお願いいたします!✨ pic.twitter.com/AMsldHxVfF
攻
リアンドロス:ガルシェ国の騎士、シンの護衛兼従者、苦労人、献身的、執着攻め、不憫攻め?
受
シン:ガルシェ国の第三王子、豪胆、好奇心旺盛、ある意味ピュア、男前受け、執着受け?
ストーリー(Jパブリッシング様公式サイトより引用)
あなたを守るために育てたこの身体で、毎夜、あなたを殺す夢を見る――
大国ガルシェの第三王子・シンが生を受けて以来、常に側に在った忠実な従者・リアンドロスが姿を消した。
足跡を追い、古い宗教建築が並ぶ辺境の小集落・バラコに辿り着くも、リアは「祈祷師」を名乗る胡散臭い男を頼りにしていた上、「私のことははじめから存在しなかったとお思いください」とシンを拒絶して…?
激しすぎる恋情を秘めた従者×奔放な王子、旅路の果てに見つけたふたりだけの愛の形は――。
上記にも記載しましたが、こちらは「その世のどこかシリーズ」の最終巻です。
登場人物は大体一緒ですが、巻ごとにメインの話は違います。
バラバラに読んでもそこまで支障はないとは思いますが、流れや物語の背景を考えると1巻(その世のどこか、地図にない国)から読まれたほうがいいかなと思います。
ネタバレ含んでます。
私は、この時を待ってました。
ついに!
最終巻でやっっっと、こちらの2人の話がきたのです
※こちらの二人です。著作権的にOKそうな書影が無かったので、レーベル様のポスト(ツイート)で。
(消えてしまっていたので、別のポストを再掲)
👑#𝔹𝕃アワード𝟚𝟘𝟚𝟜👑】#鯛野ニッケ(@tai_nikke)先生
— arca comics編集部 (@arca_comics) April 12, 2024
「#その世のどこか蒼天のゆりかご」
˗ˏˋ 👑ディープ部門第𝟝位👑 ˎˊ˗
たくさんのご投票ありがとうございました🙇♀️
「黙って愛されてください」
従者✖王子
強く、深く、永い愛の物語。
🔗https://t.co/AePUXyGyMF pic.twitter.com/GJJRkjXHlZ
私と同じ気持ちの読者様もいるのではないかなと思います(笑)
もう嬉しくて心がワクワク。
楽しみすぎて、ソワソワしながら読みました
『1巻から読み直したい』と思ったのですが、模様替えしたときに積み本と一緒になってしまって。
どこのエリアにあるかなぁ…
「その世のどこかシリーズ」は、王族が各国を統治している中世ファンタジー系の世界観です。
※魔法は存在しません…たしか。
ガルシェの第三王子であるシン様は、何かあると城から逃亡。
気持ちはわからなくはない。
自分の気持ちと折り合いつけるのは大変だと思う。立場があるなら、尚のこと。
んで、身分を隠しつつ訪れた先で起こってる問題に積極的に首をつっこみ、かき回していくスタイル。
かき回していくといっても、誰かを思っての行動だったり、コミュニケーション能力が高かったりするので、周りにも受け入れられていきます。
憎めないタイプって感じでしょうか?
そのあたりは1、2巻でご確認いただればと。
(別タブで開きます。)
まあ~、こういった経緯が後々苦しみを生むことになってしまうんですが…
最終巻はシリアス顔が多く、シン様の大人びた表情がいっぱい見れました。
といえど、相変わらずシリアスとおちゃらけのギャップがすごいのですが(笑)
それは本音と建て前を悟られないようにする処世術なのか、誤魔化しなのか。
※シティ〇ンターの冴〇リョウ(外字なので片仮名表示)さんをイメージしていただけると分かりやすいかな?
奔放な彼が焦燥感にかられつつ、長年の従者兼護衛だったリアンドロスさんを探して探して探して、やっと見つけた先で起こる出来事も切ないです。
シン様が泣きながら、悔やむ言葉が…もうね…。
また、やむを得ず姿を消すリアンドロスさんの苦悩・不憫さ・やるせなさにも心をやられました。
リアンドロスさんが危ういなと思うところは1~2巻でも時折見えましたが、まさかここまでとは。
噴火してない火山みたいな。奥底から湧いてくるマグマのような熱い気持ちがあるのに上手に隠して平常を装って。
かなり強い感情を持っていたんだという衝撃。
なんてズルイ、でも、かっこいい。
情熱を隠して平静を装ってる攻めって、反動なのかムッツリ度も高いことが多くて私は大好きです。
なんやかんやあって、ついに真情を吐露したリアンドロスさんに対してシン様がポツリ。
「そういうのはっていうんだ」
「とするんだよ」
辺境の景色と相まって、とても美しいやり取りに感じました。
まるでこの二人しかこの世にいないみたいな静寂さ・空気感に圧倒。
静かに燃えあがり、深く浸透していくような愛って感じですかね。
お互いに唯一無二の存在だと強く伝わってきます。
シン様の胸の内も見れる今作。
飄々としたシン様が必死になるところが、覚悟を決めるところがたまらない。
まさか、こんな人間ドラマが待っているなんて!!
シン様が、さすが王族って感じの強めの御言葉を発しちゃったりするんですよ。
第二王子との大人なやりとりもいいです。
ゾクゾクしちゃいます
このシリーズの中で一番好きかもしれない
ちなみにシーンは軽め(個人的見解)です。
でも、色気は十分あります
個人的にはどちらが受けでも攻めでもOKでしたが、この感じだとシン様が受けかなって思ってました。
シン様は尻で抱くタイプの男前受けで、リアンドロスさんは主の許しが出るまでじっと待つ忠犬攻め?
シン様至上主義なので、忠犬といっても過言ではない気がする。
あ、攻めフェ…があるので苦手な人はご注意ください。
二人の関係性を示してるような表紙カバーの構図も素敵なんですけど、もしかしたら、あれは2つ意味があるのかな?と個人的には思ってます。
1つは、キスしている場所の意味。
表紙カバーは、舌をつけるギリギリorつけてる感じ?
以前もどこかの記事で書いたかもしれないのですが、キスはする場所によって意味があるそうです。
おでこ→友愛
手のひら→懇願・求婚
指先→感謝・賛美
太もも→支配欲求・誘惑
下腿→服従
足の甲→強い服従・隷属
足の指→忠誠・崇拝
などなど。
もう1つの意味は、うーん。
かなりのネタバレになってしまいそうなので、心苦しいのですが作品を読んでいただいてご確認いただればと
私はアニメイト限定セット【描き下ろし8P小冊子付き】を購入しました。
こちらの小冊子の内容も善きです!!!
リアンドロスさんのシン様に対する献身がスゴイ。
タガが外れたリアンドロスさんのガッツキ度
ムッツリ・オブ・ムッツリ
蒼天って上帝・天帝・創造主という意味もあったりするそうなのですが、そういうのも関係あるんですかね~。
シン様の名前の由来もあるし、リアンドロスさんはシン様至上主義だし…。
あ、由来は「その世のどこか、蒼天のゆりかご」のリアルサイン会に配布されたという小冊子の内容が読める、鯛野ニッケ先生の企画をご確認ください。
いや、でも、もしかしたら1,2巻にその説明があるかもしれない(あったら、すみません。)
鯛野ニッケ先生は毎回のように企画を用意してくれるんですけど、今回も用意してくれてました。
ありがたや、ありがたや。
鯛野ニッケ先生の企画
※蒼天のゆりかごのリアルサイン会に配布された小冊子の内容が読めるこちらの企画は、「その世のどこか、蒼天のゆりかご」を購入された方限定の企画です。
【お知らせ】
— 鯛野ニッケ (@tai_nikke) June 18, 2023
『その世のどこか、蒼天のゆりかご』リアルサイン会でお渡しした小冊子をパスワード付きで公開しました!
紙書籍版に記載された8文字のパスワードを入力して「□すべて表示」ボタンを押してご覧ください。https://t.co/zalyDFNhfl pic.twitter.com/bDE2qG6xeH
ああ、これで最終巻なんて寂しい。
ムスティア様とノネさんとの絡みも毎回面白いし、もっと、二人のイチャラブを見たかったなあ。
出版社様・作者様のツイート等です。
【本日発売🍼鯛野ニッケ「その世のどこか、蒼天のゆりかご」】
— arca comics編集部 (@arca_comics) May 25, 2023
˗ˏˋ ✨本日正式発売日✨ ˎˊ˗#鯛野ニッケ(@tai_nikke)
「#その世のどこか蒼天のゆりかご」
「黙って愛されてください」
激しい恋情を秘める忠実な従者
×
大国の奔放な王子
互いの生涯を賭した、
強く、深く、
永い愛の物語。 pic.twitter.com/CFIusPv5JJ
出版社様の購入特典情報
下記サイトには、他の方のレビューや評価もあります。
商品情報や評価、電子や紙書籍の購入サイトも数か所リンクされていますので、検討・購入しやすいのかなと思います。
【ボーイズラブ専門書評サイト ちるちる様】
※別タブで開きます。
最後までお目通しいただき、ありがとうございました