花にらの花言葉は「悲しいわかれ」 後で知って・・・
花冷え、花曇り、春雨、春愁、、、、春という言葉に、そこはかとな
い哀愁が漂っているのはなぜでしょうか?
決して一人が嫌いではない私です。少し肌寒さを感じるこの季節
秋のもの思いに沈む気持ちとはまた違う、なんとも形容しがたい
孤独感が心地いいですね。うっかりしてると、心の隙間に何かス
ーと忍び込んできそうな季節の狭間、うら悲しささえ感じてしまい
ます。いったん春の予告をしておきながら、春もなかなか、したた
かですね。
人間がじれったいと感じる春。
花たちはあまり気にしてないようですね。庭のあちこちに、春なら
ではの可愛らしい花が顔を覗かせています。
小さな庭の西側に、星型の花びらが清楚な花にらが咲いていま
す。この花にらには私の悲しい思い出が・・・
花にらは食用にもなります。普通のにらより匂いはやさしい。
でも一度も食べたことがありません。
何年か前、インコを雛のときから育てていた時期がありました。
最初に飼った緑と黄色の羽の「わさびちゃん」は、家族4人の声
を使い分けて、おしゃべりするのが得意でした。
いつも私の肩にとまり、庭に出てはいっしょにお花を楽しんでいた
ある日、急に風が吹いて、その風に乗って大空に舞い上がって、
どこかへ飛んでいってしまったのです。
そんな苦い、悲しい経験をしておきながら、また同じようなことをし
てしまったのです。
ちょうどあの時も花にらが咲いていました。
この花の下には、わたしのちょっとした不注意で死なせたインコの
「葵ちゃん」が眠っています。寒いからと思って、コタツの中で遊ば
せていて、私の足元にいることに気づかず、、、、、、、。
葵ちゃんもわさびちゃんと同じように、
肩にとまっては、小首をかしげて「お母さん、お母さん」と、まだ覚
えたての舌足らずで、おしゃべりしはじめたばかりの可愛い盛り
でした。私の不注意で生き物を死なせてしまった後悔と、自分自
身に対する腹立たしさ、こみ上げてくる悲しみ・・・。
薄いブルーの羽が美しく、性格もおとなしかった葵ちゃんを、同じ
色の花の下に眠らせてやることしかできなかったのです。
それが、せめてものたむけ、と自分の心に言い聞かせて・・・
花にらが咲くたび、
葵ちゃんのことを想い涙ぐんでしまいます。
例え小さな命でも失う悲しみはみな同じですね。
星形の花びらにのって、星の世界で輝いていると思いたい。





















