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夢見つつ深く植えよ(小さきものたちへのブログ)

私はこの自然界に存在する小さな物が好きです。

私の小さな庭に咲く花々や、そこにやってくる日頃見過ごしてしまうような虫たちにもスポットを当てながら、私も小さき者の仲間として、この自然界で共存していければと願っています。

    夕暮れ

      2007,8、10、夕暮れ



秩序のあるところに一種の静けさがある。

「平和は秩序の静けさなり」。

いやしくも人間であるかぎり

誰でも人間らしく扱われる権利がある。

なぜなら、

尊い魂を持っているからである。

われわれは体を生かすと同時に

魂を養うこともまじめに考えなくてはいけない。

人間の尊厳は自由な魂の上に立っていることを

忘れてはいけない。 (カンドウ全集、「平和について」抜粋)


何かによって

心ががんじがらめになった時

私は心の平和を求め

カンドウ神父の本を開いて心鎮める。

ざわざわと心騒いだ

きょうという日

暮れかかる空を眺めながら

ひたすら心の静けさを求めていた。






マーラー作曲「大地の歌」を聴きながら・・・。


マーラー:交響曲「大地の歌」/クレンペラー(オットー)
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     百日草

 夕暮れ時、夏野菜のなかに咲く百日草、素朴で可愛いらしい


暦の上ではもう秋になりましたが、朝から照りつける陽ざしは、
まだ厳しいですね。、屋根の真上で輝いていた太陽が、いつの

にか斜めから家の中に差しこんできます。

あちこちから聞こえてくるセミ時雨にひと夏の儚さを感じます。

真夏の真昼時、社会から隔絶れた(と私には思える)住宅街は

静寂に包まれ、時が止まったような錯覚におちいっていきます。


夕ぐれになると農道の一本道に、風が通り抜けていく。

沈黙に沈んだすべての自然が、一吹きの風に生気を取り戻して

くのを、五感で感じながらの散歩は、一日のうちでも一番心の

安らぐ一時です。夕日は日々少しづつ落ちる場所を変えながら沈

でいく。ふと見上げる夕空、、、、ブルーの濃淡が美しい!!

空はもう秋の気配?


日が落ちても農家の塀は残照に染まり、やっと翳り始めた畑の

片隅に、色とりどりの百日草がほっと一息ついている。

むかし嫌いだった百日草、いまは散歩のたびに足を止め蕊を眺

ては造化の妙に感嘆するばかり、今頃になってっと百日草

素敵な花だと気がついた。


見慣れた風景でも、春夏秋冬それぞれに美しく変化して、同

歩いても、あきることがないのがうれしいですね。

まして夕暮れ時は、いっそうその想いが強くなる。

秋は夕暮れ?

私は・・・春も夕暮れ、夏も夕暮れ、寒さに弱い冬も、やっぱり、、、

時が大好き!!








きょうの一曲はリヒテルのピアノでグリーグ作曲

「ピアノ協奏曲イ短調」です。


グリーグ&シューマン:ピアノ協奏曲/リヒテル(スヴャトスラフ)
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     ドクダミ


焦土と化した土の上に、二度と花は咲かないと言われていた

翌年初夏、放射能で汚染された土の上に咲いたのは、

白いドクダミだったという話を聞いたとき、胸が悲しさで

いっぱいになり、涙がとまらなくなったことがありました

             

          ふるさとの町焼かれ

         身よりの骨埋めし

         焼け土に 

         いまは白い花咲く 

         ああ許すまじ原爆を

         三度(みたび)許すまじ原爆を 

         我らのまちに                        


昭和22年生まれの私が9歳か10歳の時小学校で習い、幼心
にも悲しい歌として心に残る「原爆の歌」

あの、、こよなく晴れた青空を悲しと思うさよ、、ではじま

「長崎の鐘」の歌と共に、夏休み、ほんとうに、こよなく晴れた

夏空の下、友人達と歌った遠い昔のことが、この時期になると

鮮やかに甦ってきます。

いまはどちらもあまり歌われなくなりましたが、この二つの歌は

あの頃、日々の生活の中に、まだ生きていました。





    夕顔



散歩道の一角に無造作に植えてある夕顔。

太陽が西に傾き始めるころ、ちりめんの白い花びらがゆるやかに

はじめる。その花びらが咲き切るのは、あたりがうっすらと

暮れかかるころ。夕顔の白い花びらは、夕刻の空にやさしく冴え

て、その一角だ際立って美しい。

この夕顔は実のなる小さな花。

観賞用夕顔は直径10セント以上もある花を咲かせ、夜顔と言う名

でも呼ばれるらしい。


心あてにそれかとぞ見る白露の 光そへたる夕顔の花。


身分の低い夕顔を愛した若き光源氏。

光君と夕顔の愛は、一夜だけで終わる夕顔の花のように

ない。感性を研ぎ澄まして平安のむかしに想いを馳せながら

写真を撮ろうとしても、なかなかそうはいかないもので。


夕顔といえばどうしても

干瓢の方に気がいってしまう。
子供の頃、

祖母やいとこ達と

大きな夕顔の実を

黙々と剥いた記憶が甦ってくる。

干瓢は我が家の食卓に欠かせない食材。

子供の頃いくら干瓢剥きが好きでも

まさか干瓢好きの人と結婚するとは

夢にも思っていなかった。


王朝文学より現実的なことに

心を奪われながら

夕顔の花に見とれていると

後ろのほうから

「オクラ食べる?」と

男の人の声がする。

驚いて振り向くと、

息子の友人のお父さんが、

畑からとったばかりの

オクラを抱えて立っていた。

ついでにタマネギもいただいて、、、。

散歩の帰りはお土産つき

そういえば

あのお父さんに出会うと

季節の野菜をいつもいただく。

明日からは

デジカメ片手の散歩より

ざるを下げての散歩のほうがいいかも、、、、。






きょうの一曲は、シューベルト作曲、交響曲「未完成」を

ムラヴィンスキーの指揮で・・・。


シューベルト:交響曲「未完成」 ほか/ムラヴィンスキー






夏の月


私の部屋から見える月。

夏の月は濃くうるんだ光を放つ。

ふけわたった夜、仰向けに寝転んで

ぼんやりと月を眺めながら

子供の頃から好きだった

「月見草の花」の歌を歌っていた。

  はるかに海の 見える丘 

  月の雫を すって咲く

  夢のお花の 月見草 

  花咲く丘よ なつかしの


だんだんと

私の視野から遠ざかる月、

いくら呼んでも

もう

声さえもとどかない。





     シジミ??

蝶ちょが大好きでもその名前は知らないのです。

このところアゲハチョウやその他の蝶に混じって

小さな小さな蝶がひらひらと、

花のうえに舞ったり

蜜を吸ったりたりしています。

この小さな蝶はシジミちょう?

シジミにもいろいろな名前が、

でも何シジミかわかりません。

シジミ蝶の名の由来は?

もし貝のシジミからだったら・・・。

思い出すのはあの日のこと。


もしかしたら我が家だけなのでしょうか?

本当に些細なことから大きな夫婦喧嘩にまで発展するのは?

まだ夫が定年退職前のある日の夕食時に繰り広げられた

どうしようもなく馬鹿らしい話ですが・・・


    シジミ?

具の少ないお味噌汁の好きな夫、

栄養面を考えて具をたくさん入れる私。

その日の夫はいつになくご機嫌斜め

夫の「具の多いい味噌汁は飲めない」の一言からはじまる

情けないくらい次元の高い??我が家の夫婦喧嘩。

味噌汁の具からはじまって、日頃の私の横着病まで

理路整然と自分の理論を繰り広げる夫についていけず

私が一言「理屈屋」と反論すると、ますます怒り出して

そこからまた独自の理論を繰り広げる夫。

そうなると、頭も口も回らない私。


言われてばかりではつまらないので

次の日のお味噌汁の具は

小さな小さなシジミ貝たった一つ。

私は夫のご機嫌を直すためのご愛嬌だったのですが・・・。

そのお味噌汁に箸を止めて絶句する夫。

今では笑い話になっていますが

あれ以来夫はお味噌汁の具に文句を言わなくなりました。





今日はモーツァルトのピアノ協奏曲をいくつか聴きました。

その中の一枚からピアノ協奏曲第20番と第24番です。


モーツァルト : ピアノ協奏曲 第20番 ニ短調 K.466/ハスキル(クララ)

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    ノリウツギ (さびた)


別名サビタと呼ばれるノリウツギは漢字では「糊空木」

古くから和紙作りの糊として使われたため、この名前つけ

られたことです。

ムシカリヤマアジサイとよく似ていて、緑のなかに一際映えて

いている。曇り空からわずかに射す光を受けてあざやかに咲く

ノリウツギの白い花びらは目にまぶしい。

姉が、このサビタの花はお嫁さんのかんざしのように華やかに見

えても、実は結ばないと教えてくれた。


私は「悲しく咲いた サビタの花よ」のあの花?と、最後のところ

歌っていると、あなたも最近音痴が治って、と笑いながら、、、、


♪からまつ林 遠い道

 雲の行方を 見つめてる 
 
サビタの花よ 白い花

 誰を待つのか 女(メ)の子の胸に

 ほのかに咲いた サビタの花よ♪ (歌、伊藤久男)


と、最後まで歌って聞かせてくれました。


    ノリウツギ


サビタとはアイヌ語だということです。アイヌの話かどうか定か

ではありませんが、このサビタの花にも悲話が、、、、。


美しい乙女に恋心を抱いた若者が、秘めた思いを打ち明けると

「サビタの花が散るまでまって・・・。」、この乙女の言葉を信じ燃

ゆる思いで待ち続けた若者、花は散っても実を結ばないサビタ

の花は、若者にとっては非情の花に写ったかもしれないですね。

その若者の純真無垢な気持ちが乗り移って、「ノリウツギ」に、、、

私にはそう思えたのです。そう思えば思うほど、いっそう白が浮き

立って見えるのが不思議といえば不思議。


青葉時雨のなか犬を連れて姉と私、道々に点々と咲く トラノ尾、

アカショウマ、大根草、弟切草に足を止め、寄り道ばかりの

散歩、いつになくよく話す姉。

京の山深い古寺に嫁いだ姉がサビタの花に寄せる想いは深い。

この花が美しく咲く今頃の季節を毎年心待ちにしているらしい。

嫁いですぐに咲き始めたサビタの花を、はじめて目にして、一度

好きになったと話す姉の横顔が、少しさみしそうに見えて、思

ず涙が溢れ、涙を姉に見れると恥ずかしいので、何もいわず、

一気に山道を駆けて下りまた。







今朝は久しぶりに大好きなベートーベンの交響曲第七番を、

カルロス・クライバー指揮で聴きました。特に第二楽章が

好きなので、何回も何回も繰り返し聴いてしまいます。


ベートーヴェン:交響曲第7番/カルロス・クライバー

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紫かたばみ


「咲く」という字は「笑」とも読みます。

ここでの「笑う」は、ハ、ハ、ハ、と

大声で笑うのではなく、

内なる微笑。

すっかり忘れていたことを、

今朝の庭が思い出させてくれました。


このところ梅雨空が続いたため、花びらを閉じて、さみしそうに

していた紫かたばみ」が、底抜けに美しい青い空のもとに

精気取り戻し、それはそれは、うれしそうに咲いていました。

太陽が輝きはじめると、いっせいに内なる命の光りを放つ小さな

花びら、輝いてこそ、、、命ですね。


うれしそうに咲く紫かたばみを見つめていたら、

急に私の好きな言葉が頭に浮んできました。


  今日はとても

  いい日だった

  あなたの目が

  私のところで

  とまったから。


誰の言葉か、

いつ知ったのかも

覚えていない

なにげない言葉。

私は・・・。

時々思い出しては

また胸に秘める。


ひと筋の光りを浴びて輝くのは

花だけではないのですね。

輝いてこそ命

それはやさしさに満ちたあなたの眼差し・・・。







太陽のきらめき


  今朝の感動!!

  昨日までのグレーの空は一変して

  青い夏空が広がっていた。

  逆光で写した太陽の光

  目には見えない色彩が

  無色透明な空気の中に

  飛び散っていた。


思わず口ずさんだ

「来生たかお」のあの歌 (夢の途中より)

♪スーツケースいっぱいにつめこんだ

きぼうという名の重い荷物を

君は軽々と

きっと持ち上げて

笑顔を見せるだろう


♪さよならは別れの言葉じゃなくて

再び会うまでの遠い約束

そう・・・

私はまだまだ「夢の途中・・・」。





「来生たかお」の曲はすべて大好きです。

今朝はなぜかこのCDから聴きはじめました。



ゴールデン☆ベスト 来生たかお

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    オオカワトンボ

    羽を広げたトンボの姿を写したかったのですが

    なかなか広げてくれませんでした(オオカワトンボ)


いままであまり大河ドラマに縁のない私でしたが今回の

「風林火山」にはまっています。


板垣がおらぬ風林火山は

気が抜けたビールのようで

おもしろくないでござる。

板垣死すとも・・・

勘助も晴信もおるではござらぬか、、、


少し悪乗りしすぎましたが、それはさておき

先日NHKの土曜スタジオパークに出演した板垣役の千葉真一

真摯な姿に目頭が熱くなりました。

彼はこの大河ドラマで燃え尽きたとのこと。

板垣と共に俳優としての千葉真一に終止符をうつということです。

目にいっぱい涙を潤ませながら板垣役を回想するたび、彼がこ

に俳優生命をかけて臨んだことがひしひしと伝わってきて、

涙が止まらなくなってしまいました。


このような番組にゲスト出演すると、撮影現場の裏話などふと、

おもしろおかしく漏したりするものですが、千葉真一はそのよう

に視聴者に媚びる態度は一度もなく、率直にこのドラマがいか

素晴らしいかを語っおられました。

テレビの前の視聴者に襟を正して臨む姿に、彼の精神を貫いてい

一本の真っすぐな線を垣間見た思いがしました。

一つの役にかける俳優魂とはすさまじい内なるエネルギーを燃え

らせるものなのですね。



すぐれたドラマは脚本もさることながら音楽がとても大切な

役割を果すことがわかります。

風林火山/TVサントラ