出張が終わり

岡山から米子に帰る

やくも内で読み終えました。

少し感傷的になっています。。




主人公は50歳の男女

お互いが初恋の相手だったけど

その時の恋は実ることがなく

50歳に至るまでの経験を経て

再会します。


しかし再会してすぐに

女性の癌が発覚します。

適度な距離感を保ちながら

徐々にその距離が近くなっていきます。


女性は癌が末期であることを隠し

男性は快方に向かっていると

勘違いする。


男性が求婚したのをきっかけに

二人は一年間の距離を置くことに

なります。



なんとなく純文学を読んでいる

感覚でした。

起承転結がはっきりしていない点や

理路整然としていない点

時系列が理解しづらい点

今誰が喋っているかなど

いろいろな事を見失いながら

読んでいました。


それでも主人公の二人の

人間的な魅力や

ゆっくり流れる時間の感覚などが

心地よく感じました。




二人とも少し不遇だけど

その関係に憧れる。

ハッピーエンドじゃないけれど

幸せな気持ちになれる。


前述した通り

理解しきれなかった感があります。

また読み返したいと思います。

それくらい価値のある小説だと

思います。