上高地といえば河童橋と大正池をあげられる。上高地に来た多くの人はこの2か所は見るだろう。
また少し歩いて明神橋(みょうじんばし)、明神池まで行って梓川の澄みきった清流に感動しながら帰る。
その先、徳沢園に行くにはかなり歩くので、ずっと少なくなる。
徳沢園の手前まで登ると明神岳が素晴らしく感動をくれた。
明神岳は穂高連邦の1部であり、標高3000メートル近い険しい山だ。
今回は天気も最高で、その山容は、山麓から山頂まで赤黄色ややオレンジ色に光っていた。
紅葉だろうか?3000メートル近い山、そんな高さまで木が生えているわけない。
そしてその山の周囲が白く輝いている。雪か?
なんだかわからないが、もしかしたら雪かもしれない。
いずれにせよこの景色は最高に素晴らしくここまで登ってきてよかった。
帰りは登り以上に、つまずいたり転んだり危ないだろうと予想していたが、さらにゆっくり歩いたので上りと変わりなかった。
上りとの違いは丸太橋を渡るとき・・・上りは何とか渡れたのだが、帰りは危なく落ちそうになった。
谷の深い川ではないので落ちても命に問題は無いと思うが・・・
何人かの渡りを見ているとトントントントンさっさとさっさと渡ってしまう。
私も昔は出来たとしても、今はそうはいかない。
“マイペース “
横になって右足、左足、右足、左足、右足、左足、・・・少しずつ少しずつ・・・ちょこちょこちょこちょこっと進んで橋の中間(3mくらい?)まで進んだ。
ここで丸太は継いである。
しかも10㎝程度低い段差になっている。
そこで横向きをやめて、前向きに渡っていき向こう岸に渡りきる・・・所がそうはいかなかった。正面向きでさっささっさと渡ろうと試みたが。
それがまずかった。
丸太橋を歩いているうちに、バランスを崩して、よろめいた。「危ない。落ちる」と思った瞬間、我を忘れ若者に戻った。
アワアワアワーと声をかけながら飛んだ。
岸に向けて半回転の大ジャンプ・・・足が長かったもので左足が川にボチャン・・・冷たいよう。
振り返ると若い男性が丸太橋を渡るところだった。
彼を見るとニヤと笑っていた。
もしかしたら私も照れて、笑っていた?かもしれない。
これがいいんだな。
ちょっと間違えれば川の流れの中に横たわっていたかも。そうなると後ろにいた彼も笑ってはいられない。
助ける。助けない?は別として、笑っていられてよかったよかった。
左足は少し冷たいが、ほっとして先に行く彼を見送った。
その後もゆっくり歩き・明神橋まで来ると人通りはずっと多くなり道も広くなる。
明神館から上高地バスターミナルまでは大変親切な人のお世話になった。
このことは続きを書きたいと思う。