明神橋から河童橋そして今夜の宿 ゲストハウスに

 

明神橋から河童橋に向けて、ゆっくり歩いていると後ろから声がかかった。

振り返ると夫婦、私がフラフラ歩いていたので、見ていて心配だったようだ。

「だいじょうぶですか。何かお手伝いしましょうか」

「目が悪いけど、何とか大丈夫ですよ」

そう言ったももの、男性は「私のリュックにつかまって」と、また女性の方も「ゆっくり歩けば良いから」と私の手を支えてくれた。

とそんなことで、それからずっと2人は気を使い面倒を見てくれた。

「ここに石がある」

「ここは狭い」

「ここは木が出ているので、つまずかないように、気を付けて」

2人に出会ってからは何も危ないことなく安心して河童橋につくことができた。

そして河童橋の周りでスマホで写真を撮ってくれた。

紅葉をバックに、また穂高岳をバックに、何枚もの写真を・・・それは送ってくれると言う。

その後はバスターミナルに行ったが、ここでも帰りに沢渡(さわんど・上高地の外の近場のバスターミナル)行きのバスに一緒に乗って、降りるとこも一緒だった。

宿・ゲストハウスの入り口まで2人は送ってくれた。

世の中には優しい人が多いので嬉しい。

旅はこのような優しい人に出会い、触れ合うのも、もう一つの楽しみだ。

2人と別れたのは2時ごろだった。

 

杖なしで6時間、7時間歩けた自分をよくやった、えらいと褒めてやりたい。

褒めてくれる人はいないから、自分で自分を褒めることにした。

聞いたことがあるが自分で自分を褒める事は、それは自分の脳に良い影響をもたらすという。

誰かに話すと、「危ないから、いい加減にやめろ」と言われそうなのだ。

そういわれてもやる。

 

優しいあの人に

優しいあなたに、会うために

 

感動する山に

感動する景色に、会うために

 

まだまだ できる自分に会うために

それが生きている、ということ。

 

生きるために

命終わるまで、まだまだ・・・できる

できそうなのだ。

 

輝いていた明神岳、そんな素晴らしい景色を見られ、また親切なHさんにも会えたので上高地は十分に堪能することができた。。

そこで1日早めて乗鞍岳に向かうことにした。

もし明日も今日のような晴天なら同じところに行く意味はあると思うが、あいにく天気は崩れそう。

1日早めると泊るところはどうするか?その問題が出てくる。

 

12日 日曜から乗鞍岳ユースホステルは申し込んであり、11日つまり明日は満杯だと言う。

泊まるところは未定だが次の日、上高地を後にすることにした。