シネマデイジーを専用機を持っていないのでパソコンを買った時に最初からインストールしてあるメディアプレイヤーで再生して聴いてみました、シネマdaisyとは、dvdに収録されている本編の主音声と、言葉で情景描写や細かい動作などを開設する案内の音声が集録されているデイジー図書で、専用機や再生アプリでも再生可能なデイジー図書です。
テレビの放送で幼い頃にフランダースの犬という題名のテレビアニメを見ていましたけど、音声解説は普及していない時代の放送形態だったので付いていないのが当たり前でしたから、本編の音声や効果音や声優さんたちの声は聴こえているけれど目が見えない全盲という視覚障害の状態だったので直接画面は見えなかったので「こうだろうか」という風に想像しながら、放送音源だけを真面目に聴いていました。
劇場版 フランダースの犬を視聴した感想ですが、主音声と案内音声が連動しながらテレビ番組の音声多重放送の副音声解説番組の音声を聴いているのと同じ感覚で、本編の内容の主音声と案内放送の音声が両方のスピーカーから聴こえてきて、映画の本編を楽しめました。
音声だけを聴いて想像するのも限界があります。
子供の頃は、スペシャル扱いで放送枠の時間を拡大して映画版が盛んに放送された作品もありましたが、副音声は相変わらず付かないままでしたので常に物足りなさを感じながら放送音源を聴いていました。
新しく、世界名作劇場の作品が公開されているのを見つけて再生して聴いてみましたが、子供の頃にテレビ放送で聴いた音源がそのまま使用されていて声優さんの声も変わりませんでした。
テレビの放送音源を単純に聴いている場合は、アニメの冒頭にオープニングの主題歌の歌が流れていますが画面に映っている画像は見えませんし、お話の進行に従って音声解説放送が付いていない状態では、登場人物の細かい動作の動きやお話の進行の背景の基本軸が変わっていってるのが直接画面を見ていないので分かりませんし、放送音源を真面目に聴いているだけでは足りていない状態なので全体を把握し辛いのですが、デイジー図書を再生した場合は、お話し全体の注釈、主題歌が流れている時に画面に映っている映像の説明、主音源に寄り添って進行を邪魔しないくらいの音量で主音源に被って進行していくとても配慮された作りになっていたので、同じタイトルの作品を子供の時に聴いたはずなのに大人になってからデイジー図書で再生してみると新鮮さと懐かしさが両方混じった気持ちで大満足でした。