咎狗の血 | ブリキッツ-blikitz-

咎狗の血

茶屋町 勝呂
咎狗の血(1)

ビーズログで連載中の咎狗。雑誌でちらっと見たときには、なんだかサイレント映画みたいだなぁと思ったもの

ですが、続けて読むとそうでもない。

ロードムービーっぽいとは思うけど。独特の雰囲気です。

絵はしっかりしていて、原作のイメージを壊さない良い絵師さんを起用したなぁと思います。

キラキラしてなくて良い。ちゃんとがっしりした体躯も、おっさんも描けてる。


ストーリーは……原作知らないと訳分かんないんじゃないかなぁ……。

ちょっと説明不足だと思う。それに、原作と違うところも。

例えば、漫画の中ではイグラ=殺人ゲームみたいな台詞があるんだよね。勝か死ぬか、みたいな。

確か、負けを認めてるヤツを殺すのってルール違反じゃなかったっけ?どうだっけか。

ゲームやったのは去年なので、その辺うる覚え。


ナノも、誰とも絡まないけど、ちゃんと一巻から出てきます。これ、誰ルートになるんだろうなぁ……オリジナル?

ケイスケEDは、唯一ケイスケが助かるけど、それ以外のキャラはどうなったのか良く分かんないし、

リンEDはリンの過去と現在をメインに展開するから、アキラ自身の血がどうとかはおざなりだし、

シキEDはリンがあっさり死にすぎだし、最後にイマイチハッピーエンド感がない。

源泉かナノが無難だけど、それはない気がする……CD出てないコンビだし……個人的には好きなんだけど。

ケイスケかシキを相手として、全員死なない(ナノは死ぬかも……)でトシマを抜け出すと予想。


アキラが強いシーンが多くて嬉しいです。

ゲームでは弱々なので(周りが強すぎるんだよ……処刑人とかナノとかシキとか黒スケとか)、その通りに

漫画も進むとしたら、ブラスター連勝とか、あんまり最強伝説を書き連ねないで下さい……恥ずかしいから。


気になったのは、たまに出てくる目の書き方。なにあの白豆。

「0 0」って感じ。ギャグシーンだけでなく、けっこうシリアスなところでも出てくるので、重いシーンがお笑いに……。


それから、この作者さん、もしかしてケイスケ嫌い……?

ゲームではそこまでじゃなかったのに、ケイスケEDも好きなのに、そんな私が読んでもケイスケの行動に

苛つきます。アキラ……良くあんなのと行動を共にしてるな……とちょっとすごいと思ってしまったくらいに。


弱いくせに「アキラは俺が守るから」とか言っちゃうし(これは原作も)、やっぱりお荷物だし。せめて守ろうという

気概だけでも示せ!

アキラが丸腰覚悟で渡したナイフは落っことすし、まだ知り合ったばかりのリン達に自分達の情報をぺらぺらと

喋っちゃうし。こらー、誰にでも心許して、なんでもばらすなー!

良いところもちゃんと描いてください………。漫画のみの読者さんからもれなく嫌われちゃいそうで怖いよ。

リンもケイスケに冷たいし。いら、アキラに熱すぎるのかな。リンって、いかにも一般人なケイスケのことも

けっこう気に入ってたような気がしたんだけど、漫画版のリンはいかにもケイスケを牽制してるからなぁ。

中立バーのマスターが良い味出しててお気に入り。ピュアスキン萌え。オネェ言葉のハゲって、どっか

別の漫画にもいた気がするんだけど、なんだったかなぁ。


かなりゆっくり進んでるので、いつ完結するのか、そもそも完結するのか不安ですが、せっかく細かく描いて

いるのでそのままの内容の濃さを保って最後までいって欲しい。

いきなりペースアップして、話すっ飛ばして完結、とか、「トシマでの戦いはまだ始まったばかり!」なんて

某少年誌みたいな終わり方で後半はゲームで、な展開にはせずに頑張っていただきたい。