SAMURAI7 第二十五話「堕ちる!」その二。
ネタバレ有り。
ヘイさーん……。
最期の笑顔がまた泣ける。
今回の話は、ヘイさん、キュウゾウ、そしてテッサイ(なにげに好き)と、人が沢山いなくなりました。
カツシロウの成長譚としても、今回は大きな経験になったと思います。精神的にもすごく色んな思いを感じた
ことでしょう。
キュウゾウを撃ち抜いてしまったとき、カンベエ様がフォローしてくれるんですよね。
「仕方のないことだ」って。カツの字は先生を助けたくて必死でやったことで、それは結果的には別の仲間を
討つことになってしまったけど、真実をちゃんとカンベエ様はわかってくれてた。そのことが嬉しいです。
それにしても、替え玉ウキョウ話なんですが。
カンベエ・シチロージ・キクチヨの三人がそれぞれウキョウ(ニセ)を連れてきたとき、キクチヨが土のにおいを
かぎ分けて判別するって展開になる。
ウキョウは天主で、白粉のにおいをさせてるはずなのに、連れてきた三人からは、ついこの前まで土を耕していた
においがする。つまり、偽物である、という結論に達する訳ですが。
あれ、残った御複製をかき集めるよう指示したウキョウの伏線への答えなんだろうけどさ、
ウキョウって、御複製中、ただ一人の農村出身者じゃなかったっけ?
御複製の中でではなく、今まで天主を継ぐ儀式を受けた中では、ウキョウが初めてだったってことだっけ?
貴族や商人の出よりも、農民の方が芯が強い(かつ、商人としてのずる賢さも持ってる)ってことで、ウキョウが
儀式を突破できたんだと思ってたんだけど。
そうでなくても、御複製には様々な出自を持つタイプがいるんだから、なにも全員を農民で揃えなくても。
偶然にしちゃ出来すぎだし、ウキョウがワザと農民タイプの複製に自分の替え玉をやらせたんだとしたら、
理由が分からない。ワザと危険な事をやらせるなら、貴族出の奴らの方が適してるような。憎んでる度合いから
言ってもねえ。
今回の話では、ロマンスもあります。
腹出し巫女のキララがとうとうカンベエ様に想いを伝える決心を……したものの、言わせて貰えない。
確かに、ここで待っている人が出来るとなると、周りのみんなも、カンベエを生き延びさせなきゃって思って
命の順番が入れ替わることになりますね。
サムライたるもの、いつ死んでもそれが戦場ならば本望、みんな命は平等…と言いつつ、やっぱり優先順位って
あると思うのですよ。
優先の度合いが高いのは、<年若い>、<待ち人がいる>あたり。
カツシロウ→シチロージ→キクチヨ→キュウゾウ→ヘイハチ→ゴロベエ→カンベエ
て感じですかね。前半三人はほぼ同列。後半二人もまあ同列。
カツシロウはまだ若い。これからの子だし、ここで死なせてしまうのは惜しい。
シチロージには、蛍屋で待ってるユキノさんがいる。しかも、蛍屋に腰を落ち着けていたシチを(本人が言い出した
事とはいえ)連れ出したという負い目もある。
キクチヨも、やっぱりまだ若いのと、コマチという幼いフィアンセがいるということで、順位は高め。
シチより下なのは、今回の戦に無関係なユキノさんと、幼いながらも依頼をした張本人である神無村のコマチでは
ユキノ>コマチと感じるからです。
キュウゾウは流れ者っぽいけど、カツシロウ・キクチヨと並んで若そうです。二十代後半のイメージ。なのでここ。
ヘイハチは過去に過失があるし、誰も待っていないので後ろ。
ゴロベエとカンベエはおじさま組。人生謳歌したでしょう。
まあ、私の中でこういう順番が出来ているのですが(好き嫌いは置いておいて)、順番的に一番末席であるはずの
(なんせリーダーですからね)カンベエ様に恋人が出来たとなると、順位はぐんと上がってしまいます。
周りが気を遣って、カンベエ様を生かそうするのではないかと。気遣い無用ということで、キララに応えなかったのは
そんなことも頭にあったからなんじゃないかな~と思います。
キララの決心も泣けますね。自分の心の揺れを如実に現してしまう水晶を、引きちぎって一歩を踏み出す。
その演出が好き。
このSAMURAI7で好きなものの一つが、多くを語らない演出なので、こういうのは良いですね。
水晶ってこんな役目があるんだよーみたいなことを、村人やなんかが説明する台詞でも入ってたら台無し。
シチロージがテッサイに刀を突きつけられるもの良かったです。ちょっと萌えた……。
強いだけでなく、それより強い者に圧されるシーンってのはドキドキします。
強いはずなのに圧されてばっかりなのはちょっとアレですが。咎狗のアキラみたいな。アキラは好きだけど。
テッサイは最期までウキョウに付いていたので、この人たちの主従愛ってものもっと描写して欲しかったなぁと
思います。子供の頃のやんちゃウキョウに手を焼くテッサイとか見てみたかったな。
そしてヘイハチ。
カツシロウを迎えに来たり、落っこちてるのを拾ってみたりと、お世話さん全開です。
やっぱりヘイさんはカツシロウが好きだったと思うんだよね。その若さ故の突き進むしかできないところとか、
それをカンベエのように突き放すのではなく、見守ろうとしている様が伺えます。
その割に彼自身も不器用で、ここって時に上手いフォローが出来てなかったりするんですけど。
その辺、大戦でおった精神的苦痛から、人との過度な接触を避けていた(と思われる)ことから、人間関係を
作るのに、実は経験不足なんじゃないかと予想。
せっかく迎えに着たのに、自分のやり方で行く!とカツシロウに突っぱねられて、「ひねくれしまったもんだ……」
と頬をかく仕草は可愛かったです。おっさんラブ!
カツの字はやっぱりまだまだ発展途上につき、未熟。
援護は任せろと息巻いたのに、援護されてるのはおまいだ(笑)
ヘイハチへの銃撃を防ぎきれずに当ててしまいます。がくっと膝が折れるのを、遠目(カツシロウ目線)で写してる
のは良いな~。見てる方もずしーんと来る。その突き放したアングルが余計に。
ふらふらと次の柱に向かって、野伏の銃に潰される………。
ここではそれしかないしね。野伏を放置しておくわけにもいかないし、武器ごと吹っ飛ばせれば良かったんだけど。
「米が喰いたーい!」と叫んで落下していくところは辛い。
SAMURAI7の携帯サイトに行くと、この部分を切り取った絵が待ち受けに出来るんだよね。
ヘイさん好きだけど、このシーンも好きだけど、背中を地面につけて、地面に血溜まり……ってそれはどうよ。
来週は「植える!」
とうとう最終回か。