ひぐらしのなく頃に「鬼隠し編」 第二巻
ひぐらしシリーズの出題編三作の完結編が同時リリース。暇潰し編は来月あたりに出るらしいですね。
この作品は雑誌読まずに待ってました。
分厚くて良い感じ。でも祟り殺し編なんかは特に、寝っ転がって読むと、かなり重いかな(笑)
- 竜騎士07, 鈴羅木 かりん
- ひぐらしのなく頃に 鬼隠し編 2 (2)
「鬼隠し編」完結編。原作でも、出題編の中で特に好きな作品でした。大満足。
線もしっかりしてるし、女性が書いているからか、圭ちゃんの扱いも結構良いし。祟り殺し編の最後の辺りも
この人の漫画で読みたいくらいです。(や、あっちはあっちで好きなんですが)
色々と気になる点もあるんですけど、例えばレナの台詞で「映画の監督とか…」というのがあるんですが、
これは原作では「野球の監督」なんですよね。何の監督なのかは結構重要なので、何であえて原作と
変えたのかよく分かりませんでした。それから、最後のレナは両手を差し伸べるような格好をしているはずで、
それも解答編では重要な意味を持つことになるんですが。出題編と銘打っているからには、全作品とは
言いませんが、せめて対になる解答編(この場合だったら「罪滅ぼし編」)はプレイしてから描いて欲しかった
かも。
でも、全体的にはとっても良かったです。アニメは端折りすぎて推理のしようもないですが、この漫画では
あれこれ謎解きをする楽しみもきちんと味わえそうです。
一番良かったのは、最後の電話ボックスのシーンですね。あの圭ちゃんは、可哀相なシーンなんだけど、
原作でもとくにインパクトの強い場面だったので、キチンと絵で見たかった。それが叶えられて嬉しい。
難を言えば、パソコンで(少なくとも効果は)描いているからなのか、「血」の描き方がイマイチな所がいくつか。
なーんか、浮いた感じするんですよね……。好みの問題な部分もありますが。手書きっぽいところは
良いんだけどなぁ。バット振り回して殴り倒して、あのTシャツの汚れ方は無いような気がする。
最後のシーンは、音の描写も欲しかったなぁ~。あれ、CDやゲームで聴くと、ひぐらし→セミ→ひぐらし、
と効果音が変わるんですよね。つまり、セミの鳴く日中が間に挟まっているってことで。
この辺も、ゲームプレイした当時友人と熱く語ったものです。なので、ちょこっと文字を入れて欲しかった
なぁ。
カバー裏は、この巻が一番好きかも!特に裏表紙の裏。
作中でも表情がころころ変わっていくのが楽しかったし、技術のある漫画家さんだなぁと感心しました。
可愛いところ、ギャグ、怯えた表情、ひぐらしモード(笑)
一巻の時から思っていましたが、この巻では「ひぐらしモード」を爬虫類的な目で描くんですよね。
それがまた気持ち悪くて良い感じです。自分の中では、先にプレイした原作のイメージもあって、何というか
精気のない、ガラス玉みたいな目を想像していたんですが、さずがプロ、想像の上を行く怖さを演出して
くれました。
一気に読んだ作品です。年末に出るという「罪滅ぼし編」も楽しみ!