ノーベル平和賞を受賞しなかったガンディーの後ろで(1)
先日、「ガンディー」という映画をDVDで観ました。
子供に見せようと思って日本から買った物です。
子供に見せようと思って日本から買った物です。
非暴力・不服従を提唱して、「ガンディー」はインドをイギリス帝国から独立させました。インドの宗主国イギリス帝国はこれをきっかけにイギリス連邦になるので、イギリスの歴史として、またはヨーロッパの歴史の中で、これは大きな出来事だったと思います。
ガンディーの思想に影響を受けたとされているマーティン・ルーサー・キング・ジュニアは1964年に、ダライ・ラマ14世は1989年に、それぞれノーベル平和賞を受賞しているのに対し、ガンジーは
1937年
1938年
1939年
1947年
1948年
と、5回もノーベル平和賞にノミネートされているにも関わらず一度も受賞していないのです。
これらの年に、誰が受賞したかというと
1937年 ロバート・セシル (イギリス)
1938年 ナンセン国際難民事務所
1939年 なし
1947年 米国フレンズ奉仕団 英国フレンズ奉仕団
1948年 なし
です。
ノーベル賞受賞者は、例えばスイス人受賞者も人口比でいうととても多く、「スイスの教育が優秀」とされているらしいけれど、私はそれはちょっと違うと思います。ノーベル賞はもともと西洋の物だから、東洋人が受賞するには「まだ早い」という歴史があったと思うのです。
(南アフリカ時代のガンディー、写真はウィキペディアからお借りしました)
ガンディーがノーベル平和賞を受賞しなかった理由については
・選考委員会のメンバーがヨーロッパ人以外の人々による自由への闘いを評価するにはまだ早かったのか
・ガンディーへの授与が(インドの宗主国である)英国と、授与する側のノルウェーの関係に悪影響を及ぼすリスクがあると考えたのか
と考察する人が多いようです。
ところで、ヨーロッパでは、東洋のことをオリエントというけれど、これもヨーロッパを中心にして、出来た言葉であります。
世界の中心ヨーロッパから、東側にあるのはすべてオリエント、そこに住む人はオリエンタル
そこから西洋(オクシデント)という言葉が逆に作られただけということか。
本来なら東洋も「中華」くらいに「自分たちが世界の真ん中だ」ぐらいの名詞を持っていても良かったのかもしれないな。
ヨーロッパ近世における「オリエント」(日の昇るところという意味だけど広義で東洋)は、イスラム教、ヒンズー教を含む地域からロシア・バルカンまでも含む非常に広い地帯を示す言葉として使われる事が多いようです。
それで、インドの宗主国であったイギリス帝国の「植民地支配」への考え方というものを読んでみたらとても興味深い事が書いてありました。やはり、そこでも東洋(オリエント)・東洋人(オリエンタリズム)という言葉が頻繁に使われて、ヨーロッパのオリエントにおける優位性が倫理的に正当化されていくのです。
イギリス帝国がインドを植民地とし、その後エジプトを植民地とする時に、イギリスの政治家は植民地化するための「倫理的な理由」を英下院で話し合っていました。
1910年6月13日、アーサー・ジェイムズ・バルフォアというエリート政治家が「オリエンタル(東洋人)」という言葉を使って、ある演説をしたのですが、その内容は一部抜粋ですが以下のような物でした。
注:この場合のオリエントとは、ヨーロッパと西アフリカを除く全ての地域なので、ロシア、エジプト、西アジア、中央アジア、東アジア、東南アジア、オセアニア、が含まれます。
「何よりもまず、この問題に関する事実に着目して頂きたい。西洋諸国民は、歴史にその姿を現すや否や、たちまち自治能力の端緒を示すことによって、みずからの真価を発揮したのであります。しかるに、広義のいわゆる東方(イースト)における東洋人(オリエンタル)たちの歴史の全体を一通りお調べになればよろしい。そこでは、自治の存在した痕跡などまったく見当たらないのであります。彼らの偉大なる幾世紀は ー 今日の我々の目から見ても、それがまことに偉大であったことは確かでありますが ー おしなべて専制、つまり絶対的な政府のもとで経過したのであります。・・・・・・運命の変転のいかなる曲がり角においても、我々が西洋的観点から自治と名付けているところのものを、みずからの努力によって確立しえた東洋の民族というものは、ついにひとつだに現れなかったのであります。これが事実なのであります。・・・・・・東洋の真の賢人は言うでありましょう。エジプトその他において、(西洋の)我々が我々の責任において引き受けている統治の仕事は、哲学者にふさわしいものではない、と。すなわち、それは、必要なだけの労働に精を出す汚い仕事、劣等な仕事なのだ、と。」
ここまで読むだけでも、いろいろと突っ込みを入れたくなりませんか。しかも続きを読むとこうです。
「その絶対的政府が(西洋の)我々の手で機能せしめられることこそ、望ましい事態であるとはいえないでありましょうか。彼らが我々の統治のもとで、いまだかつてその例をみない優れた政府を持つことになったということは、すでに経験に照らして明らかだと信ずるのであります。しかも、このことが彼らの利益であるにとどまらず、西洋の文明諸国全体にとっても利益であるということは、一点の疑問の余地もない。・・・・・・我々は、エジプト人のためにのみエジプトに在るのではありません。我々がそこにあるのはヨーロッパ全体のためでもあると言わなければならないのであります」
東洋人が偉大であった時代は過ぎ去った。東洋人が世界で何らかの役に立つとしても、それは時代の先端を進むいくつかの強力な帝国が、東洋をその衰退の悲惨から救い出し、彼らを生産的植民地の住民たらしめるため機能回復訓練を施すことによって、はじめて成り立つ話なのである。(エドワード・W・サイード)
そんな中で、エジプトは最良の事例だったのでありますが、
このエジプトに1882年から1907年まで、イギリス人の主として、エジプトを社会的・経済的に立て直した人物がクローマー卿と呼ばれる人でした。
クローマー卿はエジプトに来る前は実はインドを統治していた人物だったので、東洋人(オリエンタル)については熟知しているとされている人物でした。
さて、クローマー卿が語る東洋人(オリエンタル)とはどのような人物だったのでしょう。
クローマー卿によれば東洋人(オリエンタル)とは
「論理というものを総じて無視しがちな従属的種族」
でありました。つまり、「頭が悪くて考える力がないので、誰か尊敬に値する人(例えば西洋人)が、彼らを支配してあげた方がよい」みたいな意味。そこから彼自身の論理を展開して行き、西洋が東洋を治める事がどれだけ世界の為になるか、が論じられるのです。
というわけで、明日すぐに役に立たない歴史のある1ページ、その1でした。長くなるので続きはまた2日後に。
でもわずか100年前の世界は、東洋と西洋がこんなにもかけ離れていたのでしょうか。
ヨーロッパから見ると異質な文明、東洋への幻想と偏見が植民地支配を倫理的に正当化していたというのは
なんとも悲しい気持ちです。
インターネットの時代になって、世界は相互理解へのスピードを早める事が出来るのでしょうか。
そう願っています。
インターネットがなかった1910年のこの議論と、40年後のインド人ガンディーにノーベル平和賞が授与されない事の間には、やはり政治的・感情的なな何かがあるように勘ぐってしまいます。
現在のノーベル財団のウェブサイトには、ガンディーを「欠落した受賞者」と題して記事が書かれています。
参考文献
「オリエンタリズム」 エドワード・W・サイード
1978 Edward Said "Orientalism"
1993年(日本語版) 平凡社出版
1978 Edward Said "Orientalism"
東日本大震災で被災された妊産婦さんを支援〜東京里帰りプロジェクト〜
東日本大震災で被災された妊産婦さんを支援するためのプロジェクトが立ち上がっています。
子供は未来の日本の宝です。
これは、被災された妊産婦さんが、少しでも落ち着いた環境で産前産後を過ごせるようにと東京都助産師会を母体として立ち上がったプロジェクトです。
まるで東京に里帰りするみたいに、
東京に滞在し、安心して妊娠生活を過ごす、
そんな妊産婦さん達への支援が簡単にできます。
ぜひこちらをご覧ください。
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ぜひこちらをご覧ください。
東京里帰りプロジェクト
まだクリックされていない方のために支援の方法を書いちゃいます
東日本大震災の被災地では、厳しい生活環境や不便な場所で連日寝泊まりしている妊産婦さんが大勢います。
食料不足のため母乳がうまく出ず、しかしながらミルクも十分に与えられない環境下で、赤ちゃんに十分な栄養が行きわたらなかったり、また、流産や出産のリスクが高まったりしてしまう悲惨な状況が続いています。
そのために
1、暖かい食事プレゼント(一口1000円)
2、助産師による産前産後ケア(一口5000円)
3、優しい家族の元でホームステイ(一口20000円)
また一般家庭が受け入れ家庭として、協力する事もできます。東日本大震災の被災地では、厳しい生活環境や不便な場所で連日寝泊まりしている妊産婦さんが大勢います。
食料不足のため母乳がうまく出ず、しかしながらミルクも十分に与えられない環境下で、赤ちゃんに十分な栄養が行きわたらなかったり、また、流産や出産のリスクが高まったりしてしまう悲惨な状況が続いています。
そのために
1、暖かい食事プレゼント(一口1000円)
2、助産師による産前産後ケア(一口5000円)
3、優しい家族の元でホームステイ(一口20000円)
- 【受入家庭確認事項】
- ・東京都助産師会の助産師が訪問可能な都内各所に在住のこと
- ・プライバシーを守れる個室(6畳以上程度)のご提供(鍵はなくても可)
- ・原則として1日2食の食事提供(適わない場合は適宜調整可。)
- ・受入に際し1ヶ月2万円を基金から充当予定ですが、水道・光熱費・食費含めての金額なので、若干の経済的負担をいただく場合も考えられます。
- ・ふとん、ベッド、シーツ等の寝具をご用意いただき、日常生活に必要な道具は共用で使用することとさせていただきます。
- ・喫煙は厳禁です
現在の助産院では25カ所で約50名の妊産婦さんの受けいれが可能だそうです。
津波で家を失った被害だけでなく、原発の放射能問題も大きな不安だと思います。落ち着くまでにはあと数十年かかるでしょう。その間に子供達も成人するでしょう。
今から生まれてくる子供達も大切にしなければと思います。
ホームページから寄付する際には、メッセージを送る事も出来ます。
支援はゆっくりでも止めないで頑張りたいですね。
月夜のレマン湖 ちょっとだけ花火
8月13日はジュネーブ祭りの最終日
花火大会が行われました
私たちは夕方街に行きましたが、すでにすごい人
プールの後だったし、落ち着いてご飯も食べられない感じだったので、一度家に戻りました。
そして、家の屋上から花火を見る事にしました。
今晩は美しい月夜です
月をずっと見ていると気分が悪くなりませんか?
私は以前それですっかり気持ちが悪くなって大変なことになってしまいました
それからはあまり月を見続けないようにしているのですが
今まで何回満月を見たかな~
これからあと何回見るのかな~
そう考えると、この日の満月も貴重な思い出
夜のジュネーブ
レマン湖はこのようにライトアップされています
レマン湖と月と木
雲がうすくたなびいていて
どれも何かの生き物のように見えて
なんだか不思議な夜
花火はやはり少し遠いので、あまり大きくは見えませんが、きれいでした。
ピントぼけぼけなのに写真を図々しく載せていてすみません
これは低い花火
大きな花火もたくさんありました
でもちょっと木が邪魔
邪魔とか言ってごめんなさい
あなたは全然悪くないです
8月1日(建国記念日)の花火もとてもきれいです。我が家はこちらの方が好きかも。
レマン湖、グランサコネ、メイランの方角?ヴェルニーの方角、ランシーの方角かな?とにかく四方八方から花火があがり、花火に囲まれている感じがして、気持ちが良いのです。
ああ、8月が終わると1年で一番(家の中が)寒い9月がやってきます。
(今住んでいるアパートの管理人さんはたいてい10月に暖房をつけてくれるので、そうなると家の中では夏みたいな格好でいられますが、それまでの間は、家の中が寒いのです)
花火大会が行われました
私たちは夕方街に行きましたが、すでにすごい人
プールの後だったし、落ち着いてご飯も食べられない感じだったので、一度家に戻りました。
そして、家の屋上から花火を見る事にしました。
今晩は美しい月夜です
月をずっと見ていると気分が悪くなりませんか?
私は以前それですっかり気持ちが悪くなって大変なことになってしまいました
それからはあまり月を見続けないようにしているのですが
今まで何回満月を見たかな~
これからあと何回見るのかな~
そう考えると、この日の満月も貴重な思い出
夜のジュネーブ
レマン湖はこのようにライトアップされています
レマン湖と月と木
雲がうすくたなびいていて
どれも何かの生き物のように見えて
なんだか不思議な夜
花火はやはり少し遠いので、あまり大きくは見えませんが、きれいでした。
ピントぼけぼけなのに写真を図々しく載せていてすみません
これは低い花火
大きな花火もたくさんありました
でもちょっと木が邪魔
邪魔とか言ってごめんなさい
あなたは全然悪くないです
8月1日(建国記念日)の花火もとてもきれいです。我が家はこちらの方が好きかも。
レマン湖、グランサコネ、メイランの方角?ヴェルニーの方角、ランシーの方角かな?とにかく四方八方から花火があがり、花火に囲まれている感じがして、気持ちが良いのです。
ああ、8月が終わると1年で一番(家の中が)寒い9月がやってきます。
(今住んでいるアパートの管理人さんはたいてい10月に暖房をつけてくれるので、そうなると家の中では夏みたいな格好でいられますが、それまでの間は、家の中が寒いのです)






