N e w  Y o r k B l o w -NYでもタコ焼きを焼く英国人へ- -183ページ目

今年は1月

今晩、毎年楽しみにして居る、番組がO.A.された。



第63回 ゴールデン・グローヴ賞!!



いつも相方と一緒にアレかな、コレかなといいながら見るので、
事前に相方もしっかりと映画を見て予習しているのが、
私達のヘンな努力ポイント。
今年は編成上の問題みたいで1月の月曜になった。

俺ッちは仕事柄なので仕方ないにしても、
相方までそうする必要は何処にも無い。
でも俺ッちみたく全部見てないのが大きな違いで、
大概の下馬評のいいものは見ている様子。
もしかして相方は、俺ッちに汚染されたのか...??
(って、元から映画が互いに好きなだけ)

日本ではそんなに馴染みの無い賞だが、
ここアメリカでは大きな賞で、
何と言ってもアカデミー賞の前哨戦と言われる賞で、
共に類似結果がままある事からそう言われるのだが、
実際選出している人も、その職業も、その数も全く違う。

ゴールデン・グローヴ賞は、
ハリウッド外国人映画記者協会
(Hollywood Foreign Press Association=HFPA)
の所属会員の投票により年一回決定される賞で、
投票者数もアカデミー賞の約50分の1の人数で、
規模としてはとても小規模。

アカデミー賞との相違点としては、
テレビ部門が有る事の他に、
●作品賞
●主演男優賞
●主演女優賞  については、

★「ドラマ部門」
★「ミュージカル・コメディ部門」の2部門があり、
夫々の部門から受賞者・作品が選出される事。
なので自動的に受賞者も増える。
大した差は無いが作品関係者の受賞の有無を考えれば、
賞の定数が大きい事は夫々のキャリアへの、
後々の影響が大きいので間口が広がる分、
可能性が広がるので喜べる。

去年企画で「予想」をやったけど、
未公開作が多かったのでかなり難しかったみたいで、
今年は見送って結果の発表だけにしました。
今年も!と期待していた方、ずびばぜん。

<映画>
 ●助演男優賞
   ジョージ・クルーニー 「シリアナ」 
 ●助演女優賞
   レイチェル・ワイズ 「The Constant Gardener」 
 ●監督賞
   アン・リー 「ブロークバック・マウンテン」 
 ●脚本賞
   「ブロークバック・マウンテン」
 ●外国語映画賞
   「Paradise Now」
 ●オリジナル音楽賞
   「SAYURI」
 ●オリジナルソング賞
   「ブロークバック・マウンテン」






【ドラマ部門】
 ●作品賞
   「ブロークバック・マウンテン」
 ●主演男優賞
   フィリップ・シーモア・ホフマン 「カポーティ」 
 ●主演女優賞
   フェリシティ・ハフマン 「Transamerica」 





【コメディ/ミュージカル部門】
 ●作品賞
   「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」
 ●主演男優賞
   ホアキン・フェニックス 「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」 
 ●主演女優賞
   リース・ウィザースプーン 「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」 




<テレビ>
 ●助演男優賞
   ポール・ニューマン 「Empire Falls」 
 ●助演女優賞
   サンドラ・オー 「グレイズ・アナトミー 恋の解剖学」

【ドラマ部門】
 ●作品賞
   「LOST」
 ●主演男優賞
   ヒュー・ローリー 「House」 
 ●主演女優賞
   ジーナ・デイビス 「Commander In Chief」 






【コメディ部門】
 ●作品賞
   「デスパレートな妻たち」
 ●主演男優賞
   スティーブ・キャレル 「The Office」 
 ●主演女優賞
   メアリー=ルイーズ・パーカー 「Weeds」  





【ミニシリーズ/テレビ映画部門】
 ●作品賞
   「Empire Falls」
 ●主演男優賞
   ジョナサン・リース・マイヤーズ 「Elvis」 
 ●主演女優賞
   S・エパサ・マーカーソン 「Lackawanna Blues」 
 ●セシル・B・デミル賞
   アンソニー・ホプキンス


テレビについて語っても見る事が出来ないので、
映画についての感想を述べるとすると、
今年の目玉と言えば矢張り、
ホモ・セクシャルのカウ・ボーイをテーマにした、
「ブロークバック・マウンテン」で、
下馬評からして評価は安定して高く、
公開と同時に大反響を集めたのは言う迄も無く、
同時に今回は7部門でのノミネートとなっていた。

然しながら未だ保守志向の強い映画の舞台でもある中西部等では、
「自由社会」と謳うのが大好きなアメリカ人の国にも拘らず、
映画自体公開しないと言う「検定不合格」の烙印を押され、
ユタなどでは既に公開しないとの決定が下されている。
流石、『正義を金で買える国』だけあるなと改めて実感した。
選択肢も得られない人々に、『本当の自由』は有るのだろうか。

映画の出来としては脚本もよく出来ており、
ヒース・レジャー、ジェイク・ギレンホールの「綺麗処」の他、
脇もしっかりと固める事が出来たキャスティングにも恵まれ、
アン・リーならではの丁寧な作りが活かされた作品だったので、
個人的にはジョージ・クルーニーに軍配を上げたかったが、
トータルとしてはこちらが幾分勝っていたのは確実で、
日本人にも理解出来る作品に仕上がってるので、
クルーニー監督作+出演作同様薦めたい一本。

日本ではヘプバーン主演映画、
『ティファニーで朝食を』の原作者として知られる、
トルーマン・カポーティを描いた作品で主演男優賞受賞した、
フィリップ・シーモア・ホフマンは撮影当初から本人激似!と
評判が高かったのと本来の実力が如何無く発揮されてたのとで、
久々に受賞台へ上がったこの作品で、
カポーティ作品だけでなく著者本人も知って貰える。

そして俺ッちが見て実際の作品中一番気に入っていたのが、
ジョニー・キャッシュの自伝映画、
「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」だ。
例えジョニー・キャッシュを知らずとも映画としての出来は大変良く、
主役のホアキン・フェニックス、リース・ウィザースプーンの二人は、
全くもってかなりの飛躍を遂げたと言って良い仕上がり。

ホアキンはジャイアント・ロボみたいな顔してるけれど、(関係ない??)
着実に役の演じ分けを出来る役者に、
成長してきてる過程を見てきたので安心していたが、
実の所見始める迄は相手役のリースに多少の不安があった。

今迄の役と言えばティーンのアホねーちゃん止まりで、
似たり寄ったりのラブ・コメの若い小娘役ばかりだった。
それが芋虫から見事なアゲハチョウに、
変身するかの如くの変貌振り。
コレで彼女へのオファー内容も、完全に変わってくるに違いない。

俺ッちの永遠のアイドル、モモイが出ている作品で、
商業的コラボにも成功した「SAYURI」は、
取り立てて良い所は無く、
音楽賞を受賞出来ただけでも儲け物だ。

特にゴタゴタや大どんでん返しが起こった結果ではなかったが、
演者の力量の深さを思い知らされた結果だとも言える。
勿論この結果がそのままアカデミー賞に反映されるとは限らないが、
もし「ブローク~」がアカデミー賞を受賞すれば、
史上初のホモ・セクシャル映画の受賞となる。
本当に「自由の有る国」ならば、
アン・リーの笑顔が再び私達の目に飛び込んで来る筈だ。

勿論、ジョージ兄貴監督の「グッドナイト&グッドラック」と、
中東を勉強してから出演作の「シリアナ」(尻穴?)も見てチョンマゲ。
これから、春先のオスカーが楽しみですな。


P.S.今年はオスカー予想クイズをやってみようと思いますので、
    開催の折は是非ご参加下さい!!



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