私の技術士第二次試験解答例シリーズ、今回で最終回です。
初めて受験した平成25年度のときの解答例です。
自分としてはかなり書けたと思っていたのですが、評価Bの不合格でした。
【年度】平成25年度
【部門】電気電子部門-電気設備
【問題番号】Ⅲ-2
★問題
東日本大震災後、非常時にビジネスを復旧及び継続するための事業継続計画(BCP)が重視されている。大震災に対応したBCPを達成するために適切な電気設備を提案することを想定し、以下の問いに答えよ。
(1) 提案する電気設備について検討しなければならない事項を多面的に述べよ。
(2) 上述した検討すべき事項に対して、あなたが重要と考える技術的課題を2つ選び、解決するための技術的提案を述べよ。
(3) あなたの技術的提案がもたらす効果及び考慮すべき問題点を具体的に述べよ。
★私の回答(評価B)
(1) 提案する電気設備について検討しなければならない事項
①電力の確保
停電により電力を使用できないことが考えられる。また高圧機器の倒壊などによる停電も考えられる。
②通信の確保
PBXやサーバの電源喪失により通信ができなくなる。
③設備の耐震
地震の揺れによる高圧機器等の倒壊を防がなければならない。
(2) BCP実現のために重要と考える技術的課題及び解決するための技術提案
①電力の確保
・非常用発電設備を設置。容量の大きいディーゼル発電を提案。津波による浸水を防ぐため上階に設置し、耐震施工を行う。
・太陽光発電装置に蓄電池を合わせて使用。24時間使用可能。非常時以外にも使用できる。
②通信の確保
・PBXなどの通信機器を耐震施工し、また上階に設置。UPSを設置。
・サーバについてはクラウドコンピューティングを採用し、災害の影響を減らす。
(3) (2)の技術的提案がもたらす効果及び考慮すべき問題点
①電力の確保
[効果]
・停電時に最低限の電力を使用でき業務継続可能。
[問題点]
・設備設置のためのコストが高い。
・非常用発電設備の容量に限界があり、全ての電気設備の使用は困難。
②通信の確保
[効果]
・停電時に通信が可能。データの喪失を防ぐ。
[問題点]
・設備設置のためのコストが高い。
・クラウドコンピューティングについてはセキュリティの問題がある。
★所感
・まずは技術の引き出しが少なかったのがB評価の要因だったと思います。
・BCPについてそもそも勉強不足だったのが問題でした。頻出のテーマなので、十分に準備をするべきかと思います。
・(3)にある『もたらす効果』で、(2)の提案のときに期待した内容しかかけていません。効果は複数あるはずで、広い視野で見ることができていなかったように思います。