撮影日:2024年5月22日

場所:ご近所の里山


ニワトコ

ガマズミ科ニワトコ属の落葉低木または小高木。


樹高:2〜6mほどで、全体に良く分枝します。

葉:対生。奇数羽状複葉。小葉は長楕円形から広楕円形で、基部は円形か丸い楔形で短い葉柄あり。細かい鋸歯あり。

花:本年枝の先に10cm程度の円錐花序を付けて、淡黄白色の花径5mmほどの五深裂する小花を多数付けます。雄蕊は5個で、花弁より短い。

花期:3〜5月

分布:日本ではほぼ全国区。他、朝鮮半島や中国。原野や山地の林縁など陽当たりの良いところによく自生していますが、庭木などとしても古くから用いられているようです。


なお、ニワトコは幹などを煎じたものを湿布薬として骨折治療に用いたのを起源として接骨木とも呼ばれます。


さらに、似た種でたるセイヨウニワトコは、ヨーロッパ、西アジア、北アフリカに自生しますが、全体に日本のニワトコより大きい他、ニワトコの果実は暗赤色である一方で、セイヨウニワトコの実は黒っぽい紫色に熟す特徴があります。