撮影日:2024年5月8日

場所:マイホーム最寄りの国道脇



スイカズラ

スイカズラ科スイカズラ属の常緑(半常緑)つる性木本です。


樹高:つる性の低木に分類されるようですが、つるは分枝しながら10mほどになります。右巻きに巻きながら伸びますが、2年目以降は髄が中空になっていきます。冬期につるの先端のみ枯れてしまいます。

葉:対生。葉身は、卵形、楕円形または長楕円形で長さは5cm前後。葉柄は1cm足らず。季節により葉の形は若干変化し、春先は縁が波打ち羽状の切れ込みがあり、夏期には全縁になり先端がやや尖ります。

花:花弁は細い筒状。漏斗状の花管は3cmほど。先端で上下2唇に分かれ、上唇は浅く4裂します。下唇はヘラ状。葉腋から2つずつ並んで花を付けます。色は、蕾の時は薄紅、開花直後は白、受粉後は黄と変化があり、同じ個体の中でも写真のように色が混じります。雄蕊は5個、雌蕊は1個でどちらも長く、とても目立ちます。花冠の中に蜜があり、昔はこれを砂糖代わりにしたそうですが、子供達が花を摘んで吸ったのが名前の由来です。

金銀花という別名もありますが、それはさきほど述べた花の色の変化に由来します。

花期:5〜6月

分布:日本ではほぼ全国区です。野原や土手、道端などどこでも見掛ける特に珍しくもない花でもあります。海外では観賞用に栽培されたりもするようですが、森林を覆い尽くして破壊してしまう傾向もあり、問題視されている一面もあります。

白と黄色のツートンが面白く、花冠の形も特徴的で綺麗なのですが、時期が進むにつれ、雑草感がマシマシになっていきます😅