子宮頸がんとスキルス胃がんを発症して以来、母はこれまで順調な経過を辿っているのですが、今月で子宮頸がんの放射線治療実施から3年が経ちました。胃がんの方は今度の3月で胃のほぼ全摘出術のあと3年経過となります。


私もあまりよく知らなかったことなのですが、高齢者の胃がんに対して胃の全摘出術を行うと、原因は分かっていないことも多いのですが、時に急性の胆嚢炎を発症し、重篤な状態に至る症例が少なからずいることが知られているそうです。そして、かならずしも急性期のものでなくても、無症候性に進行して慢性胆嚢炎として顕在化する場合もあるのだそうです。


なので、もちろん経過観察の上でということに、なるのだとは思いますが、胃全摘を行う場合には胆嚢も予防的に摘出してしまうのだそうです。

これが、全ての患者に行われるものなのか?何かしらの危険因子がある患者に対して処置されるのか?その辺りは私は調べていないので分かりかねますが、、、因子の一つは、年齢と胃の摘出の理由が胃がんということらしいです。


前置きが長くなりましたが、母は今月胆嚢摘出術を受けることになりました。腹腔鏡手術なので入院は3日間。もう手術にも慣れてしまったのか?淡々と同意書にサインしてくれと、ヘンテコな母お手製の様式を渡されて名前を書かされました。


今まで他人様のカルテは何千人単位で見て来たけれど、こんな様式は見たことがない💦(笑)

これじゃダメですと言われなきゃ良いけれど、そもそも本人の同意書とはレベルの違うものだから、なんでも良いのかもしれません。


私はこの同意書の意味に関して主治医に直接話を聞いてみたい気持ちがありますが、

恐らくは、今現在母の胆嚢に異常は認められていないのに、あくまで予防的な処置として摘出を行うということに対する、第一には倫理的問題と、特に高齢者でもあり手術自体へのリスクと術後後遺症のリスクに対して、揉めないようにする意図があるものと思います。

ただ、簡単に調べた中では、医学的に間違った処置でななさそうだと思います。


母曰く、特に見舞いも付き添いも要らないということです。治療費は恐らく10万程度かな?と思いますが、私が以前渡した支援金には手を付けていないようなので、大丈夫だとは思いますけれど、とにかく名古屋人は見栄っ張りなので、扱いにくくて困ります。






と、ここまでで一旦ブログを完成として公開したのですが、あとで問いただしたところ、約1ヶ月足らず前の11月中旬に血液検査をしたことを母はもう忘れてました。だいぶ加齢により劣化してますので。

いきなり同意書を書けと言われても、全く医学に関して無知な人なら知らず、私は医療に多少なりとも貢献して来た者の端くれですから、間違った判断かな?と思ったら納得いく説明を主治医からもらう責任を少なからず感じます。ということで、検査結果票を見せてもらったところ、AST、ALT、CRPがかなり高値で医者が一般的には放置しない程度の異常所見。その上、胃の摘出術を受けた頃、母は急性胆嚢炎だったと言い始めました。急性期の胆嚢炎に罹っていたのであれば、その時にオペしたのでは?と思ったりするので、これに関しては母の思い込みの可能性が9割以上と私は思いますが、今回の検査所見からすると、主治医の判断を裏付ける根拠にはなります。ただし、これだけでは全く結論はできないので、恐らくはCT画像に胆嚢の異常が確認出来ているはずと私は思います。今月、再検査を受けてからの判断になるということなので、胆嚢摘出は決定されたことではなかったということも判明しました。

もうね、会話も成立し難いのですょ。。。