迦葉山と書いてかしょうざんと読みます。


群馬県沼田市発知町に位置する1322mの山です。

迦葉山の中腹には、西暦848年創建の曹洞宗の寺院、迦葉山龍華院弥勒護国寺が鎮座します。



迦葉山龍華院鎮守堂


こちらのお寺の最奥にある和尚堂が本日の目的地です。鎮守堂右手方面にある中雀門から入山です。


鐘楼

こちらは鎮守堂左手にある鐘撞堂ですが、非常に立派な鐘楼です。


洗心池にかかる橋を渡ると迦葉山山頂への登山路の表示が現れます。


開山堂

先ほどの橋を渡って右に行くとある開山堂ですが、その横にある紅葉がとても綺麗に色付いていました。


弥勒堂

さきほどの石段を登った先にある御堂です。


さて、和尚台へ向けて出発。


ブナの落葉が堆積してやたらに滑る斜面をズイズイ登って行くと目指す和尚台が見えてきます。この岩の頂点が目的地ですが、この岩の裂け目を通り抜け、渡り、鎖をフルに使って岩に張り付きしながら登ります。


初めはかなり狭い隙間を鎖を頼りに登ります。ザックが引っ掛かり邪魔です。


岩の隙間を登って行く途中の進行方向。


岩の隙間から背後を振り返るとこんな感じ。


岩の隙間を登り切った辺りです。




岩の隙間から外に出ました。まだ、和尚台の中腹ですが、ここからさらにスリルが増し増しです。


鎖場ですが、全体に傾斜は垂直に近い場所が多く、腕力にかなり頼る登りです。ただ、岩質はしっかりしていてバラバラ崩れたりせず、手足ががっちりホールド出来るので難しくはないです。


帰り道に、ここで休んでいるカップルさんに会いました。これ以上進むのはやめたそうです。何回も来ていて徐々に上まで行くのだとか。


岩に寄りかかりながら遠くに目をやります。



まだまだここからが難所です。


ここの鎖場は直登ではなく、右に巻きながら。


前方に岩山が見えます。この辺りで一番高所感を感じて足がビビってました。


登った鎖場を上から見たら。


ここから最高に高所感が出てきます。落ちたらアウトです。でもあまりの景色の素晴らしさに高揚感が勝ちました。尖った岩の先端部の取り付きです。


登りの時はさほど難しさを感じ無かったのですが、実は下山時が問題です。岩がオーバーハング気味になっている場所があり、足元が見えないため足場取りが難しいことがあります。慣れた人に同行してもらうなどして、下から指示出ししてもらうことを推奨します。


頂上まで最後の鎖。

そこには絶景が待ってました。


最後に見える近場の山が迦葉山頂上です。


浅間山方面


四阿山方面


谷川岳方面


皇海山方面


遠くに富士山の頭がハッキリと見えました。

今日は空気も澄んでいます。


中央を左右に通り抜ける稜線は画面に収まりきらないほどもっと左側から続いています。

赤城山系の裾野も広くてラインが整って綺麗ですけれど、こちらは稜線の頭がオレンジに染まっていて綺麗でしたょ〜♪


ここには何度でも来たいです。


今、私の山生活は最高に充実しているかもなぁ。抜群の景色を毎度堪能出来てしまってますから。


かなり長居してしまいましたが、一旦和尚台の岩下まで戻ります。ここで事故が💦

岩の裂け目を足元を見ながら歩いていて、頭上の岩に気が付かず、思いっ切り頭を岩にぶつけました。少し意識を失いかけたように、数歩ふらつきながら歩いて我に返って事なきを得ましたが、気付くと頭から流血して額に血が流れ落ちてました。岩がゴキっと脳幹に響くような衝撃でした。


血を拭いつつ、迷いましたが、このまま迦葉山山頂へ向かいます。幸い流血は後で見たところ額までのところで固まりました。


ヤマカガシ

体長1mほどありました、とても綺麗なヘビです。ヤマカガシは血液凝固を促進して血栓を作る有毒のヘビです。毒を採取して額の血を止めようなどとは思いませんでした(笑)


石碑が見えたら、頂上は目の前です。


迦葉山山頂です。1322m。

山頂の北面には雪が残ってました。


展望は和尚台の方が良いのですが、ここからも富士山が見えます。展望の範囲はあまり広くはありません。


この後、頭の傷の痛みが酷くなってきた為、急いで下山しましたが、なんせ落ち葉のせいで足元が滑り過ぎて危なっかしく速度が上がらないどころか、常時へっぴり腰で時間を掛けて下山しました。


本日の歩行距離:4.3km

所要時間:1:55

上昇した高度:459m

時間は駐車場からの時間で、龍華院さんの拝観時間も含みます。


さて、本日午前中は新車購入のために予約していた試乗会に行ってきました。ところがなんと、私のお目当ての車は先月から販売休止になっていたとは!?少し大きな問題が起こってまして。

当然、販売再開時期は未定。どおする?もう一度今の車の車検を通すか?色々困ってます。

試乗自体はさせてもらったのですが、やはり今の車の排気量の半分ですから、加速時はエンジン音が予想以上に煩い。パワーは十分なのですけどね。もう、やんちゃな運転はしなくなったので回転数を上げることは無いのだけれど。

検討範囲を広げないといけなくなりました。