ノウゼンカズラ
ノウゼンカズラ科ノウゼンカズラ属の落葉つる性低木。
中国原産ですが、平安時代には日本にも存在していたとされています。
つるは長いと10mほどにも成長し、付着根を出して樹木だけでなくコンクリート壁でも這い上がっていきます。
花期は夏。
花の形はトランペット様。このためtrumpet vine(つる植物)とも海外では言う。
花冠の先端は5裂し、平開する。
幸い今回は典型的なノウゼンカズラに出会えました。ノウゼンカズラは若い枝から円錐花序を出して7cm程度の橙赤(黄)色の花を対生に付けます。花房は垂下します。
雄蕊は4本ありますが、うち2本が短いです。
2023年6月18日撮影。
ノウゼンカズラ 花筒の様子
2023年6月18日撮影。
後述しますが、萼が緑色です。少し黄ばんでいるので、今後オレンジに変化していくのか観察継続中です。
また、次の写真と比べると、花筒の長さや花径の大きさの違いの特徴が分かります。
アメリカノウゼンカズラ
北アメリカ原産です。
花は集散花序に付きます。
葉は奇数羽状複葉で対生します。
ノウゼンカズラとアメリカノウゼンカズラとはよく似ているのですが、その違いは、アメリカノウゼンカズラの方が、花筒が細長く、花径が小さいこと。
と言われても個別に見たら正直わかりにくいかな?
より分かりやすいのが、花序の違いです。
アメリカノウゼンカズラの方が枝先に花が集まっていると思って良いです。
そして、決め手は萼の色で、アメリカノウゼンカズラは花と同色。橙赤色です。ノウゼンカズラは緑色です。
でもまだ結論は出せません。というのは、ノウゼンカズラとアメリカノウゼンカズラの交配種が存在するからです。。。
もう知らん!だから、まとめてノウゼンカズラだね!で良いと思います(笑)
ノウゼンカズラ 2023年6月26日撮影