こんにちは、佐藤です。



今回はご質問のリクエストにお応えして、なぜエゴが消滅しないのか?



エゴが消滅すると精神的な不快感が無くなるということは、エゴ=精神的な不快感の根本原因と言えますね。


いわゆるワンネスという状態は、エゴが消失したことによって、自分というものの枠がなくなり、全体的な観点で絶えず物事を、不快感なくあるがままに見ることができる状態のことです。


ビジネス的にいえば偏りなく客観的、あるがままに物事を捉え、今まで蓄えた知識や知恵を発揮して現在の可能な限り最善の選択ができ、なんのブレーキもなく行動ができる、最大にあなたの能力が発揮されている状態。


これを悟りの意識の状態といいます。
スポーツの場面で例えると、ゾーンと呼ばれる状態です。



コンディショニングでは人生のあらゆる局面で最も幸せな現実を創ることができる、この悟りの意識の状態へ立ち戻ることを第一目標としています。


さて、なぜ人はこの精神的不快感を手放すことに四苦八苦してしまうのでしょうか?
この摂理、メカニズムをご説明するためには実に様々な事柄が絡み合っています。



詳細なメカニズムは「最幸の人生への秘密の扉」無料メルマガでそのほぼ全てをお伝えしています。



 ここでは可能な限り簡潔に分かりやすくご説明しますね



エゴをはじめとして、どのような不快感でもそうですが、なぜそれをあなたは不快と感じるのでしょうか?


よくあるご質問に、
「これが本当の私なのでしょうか?」
「本当の私とはどのようなものなのでしょうか?」
「○○をしたい、○○になりたいと思っているのですが、私にそれが出来ますか?」
といただきます。


このご質問をされるということはすでに、現在の自分自身に対して不快感を覚えているからこそ、どうにかしたいという想いから質問されるのですね?


もしもあなたが不快感を感じていなければそもそも問題にはなりませんし、解決する方向へ突き動かされることもないでしょう。


つまり不快感やエゴとは明確に、「本当の自分自身とのギャップ」を自覚している、感じているからにほかなりません。


これを水に例えると、もしもあなた本来の状態が澱んだ不快感というお水だったならば、同じ澱んだ状態のものに直面しても、相対的にギャップがありませんからそれを不快とは思わなく、当たり前、普通であると思うでしょう。


もしもあなた本来の状態というのが、一切の澄みきった綺麗なお水だったならば、少しでも澱んだ状態のものに直面したら、相対的にギャップがありますから、それを不快、居心地が悪いと感じるでしょう。



生まれながらにして35度の気温が当たり前の土地にいて、それ以下の気温を体感したことがないならば、そこに暑いという概念は生まれません。当たり前です。


このようにあなたの感覚や判断はすべて、自分の中に存在する、ある基準から相対的に判断していますね?


つまりエゴや不快感、あらゆる問題は、本当の自分とは明確に異なることをあなたが無意識下で自覚しているからこそ、初めてそれらを問題として認識することができるということです。




 では本当のあなたとはいったいなんなのでしょうか?



それはあなたが怪我をすると自然と治るように、
種を蒔くと自然と芽が生えるように、
何か嫌なことが解決すると、自然とみんな前向きな気持ちになるように。


あなたの本来の性質がプラスでもマイナスでもないフラットなものならば、
怪我をしても中途半端にしか治らないでしょうし、
嫌なことが解決しても前向きにはならないでしょうし、
何よりも太古の昔から私たちを含めたすべての生命は進化をすることができなかったことでしょう。


私たちを含め、宇宙が誕生した当時から本来がプラスの性質だったからこそ、現在に至るまであらゆるものは進化を続けてきた、そして今もなお進化を続けているのですね?



では宇宙が誕生したときからこの世界の一切がプラスの性質を土台としているのならば、
本来の私たちは常に幸福感に満たされ、
精神的に不足や不満や不快感のない、
そして肉体的にも軽やかで不調のない、
絶好調がいつも当たり前ということになります。




しかし多くの方は、なにかしらの精神的な不足や不満や不快感を抱え、体のどこかしらに不調を覚えています。


なぜでしょうか?


それは本来のプラスの性質とは違う、下に引っ張る足かせが存在しているからです。


本当のあなた自身を制限する、下に引っ張る足かせとはあらゆる不快感の原因となっているエゴであったり、そのほか様々なものが関わりあっています。





 ではここで、本来は一切が澄みきったあなた自身に現在やむなく存在している足かせ、つまりエゴや不快感の原因となっている極めて単純な仕組みに触れておきましょう。



実は、あなたが現在感じている精神的な不快感の原因である、感覚、感情、概念、価値観のおよそ全ては、現在あなたが実際に感じているものではありません。



もしも過去の出来事、物事に対して、あなたが苦手意識を持ったならば、現在もそれに関連する物事に対して、苦手意識がありますね?

もしも過去の出来事、物事に対して、あなたが得意意識を持ったならば、現在もそれに関連する物事に対して、得意意識がありますね?

もしも過去に関連するものを含めて何も経験したことがないものは、現在それに関連する物事に対して考えても、得意意識も苦手意識もない、フラットな状態でしょう。



つまり、今現在あなたが感じている精神的な不快感の原因である感覚、感情、概念、価値観のおよそ全ては、現在のあなた自身が生み出しているものではありません。

およそ一切が過去に生み出され、現在のあなたにリンクしているものです。



ですからいくら現在に原因を見出そうとしても、一向に不快感が完全に手放されることはありません。




これがエゴが遅々として消滅しない原因です。



人は誰でも、精神的な不快感をどうにかしたいと思っています。

ですが、現在感じている精神的な不快感をどうにかしたいと思っていくら行動しても、なかなか思うようには手放せませんね?



なぜならそれは、現在感じている精神的な不快感の原因は、現在にあると思って行動しているからです。



それは家に鍵を忘れてきたのに、ずっと出先でかばんの中を一生懸命に探し続けるようなものです。もちろん出先で鍵が見つかることはありません。

ようやく、かばんの中にはないと分かるくらいなのです。



ならば根からのびる草を幾度となく刈り取る作業をするのではなく、
今現在の不快感の原因である、過去の根となる感覚、感情、価値観、概念をすべて、私たちを構成している大本の周波数で洗い流したらどうなるでしょうか?




そう、
エゴは簡単に消滅します。




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