どうして
心から惹かれながらも
願っても願っても叶わない想いが
この世には存在するのだろう
そんな想いは癒せぬまま
ずっと心の奥底に在り続け
その世を去る時にも
想いを残してしまうから
生まれ変わったら――・・・
と
望んでしまうというのに
その時の生を終え
光の世界に戻っても
時を経て
また違う命を受けても
どこに行っても
永い歳月が過ぎていても
大切な想いは憶えていて
それがたとえ
どんなに苦しくて愛おしくて
仕方ないとしても
無意識にもまた
相手の魂を探し
無意識にもまた
惹かれてしまうというのに
叶わなかった想いというのは
どうしてこうも
愛しさも・・・苦しさも・・・
切なさも・・・切実さも・・・
感じさせるものなのだろう
そうして
かつて別れを選んだ二人は
どうか別の世界では必ずや
また出逢ってほしい
そして・・・
心から愛していたということを
心から愛しているということを
分かち合ってほしい
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「生まれ変わったら」という話、言葉、設定に
私は非常に弱く、いつも涙をもらいます。
お互いであっても
一方であっても
想いを残すということは、つらい。
想いって。
永いあいだ持ち続けることは
本当に、切なくて。苦しくて。
なのに、どうしても愛おしい。
そういうものなのでしょうね。
Saya
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