「史実」を学べない歴史の授業 (日米編)Part 10 | Subaruのブログ

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前回の blog で、
日本神話の中で特に重要な、
天照大神とスサノオ神話について、
かいつまんで書きました。

この神話の中に出てくるスサノオは、
父子家庭に育ち、大人になっても、
黄泉の国にいる母を恋しがって泣きじゃくる、
だだっ子のような性格を性格を持っていました。

このだだをこねるスサノオに手を焼いた父神のイザナミは、
家族を放って隠居してしまいます。

さらに、前回の blog に書いたように、
スサノオは、
姉である天照大神との関係に亀裂が生じ、
荒くれて悪事を働くようになります。

天照大神は、
この世をあまねく照らす光として、
全ての神々から羨望を受けていましたが、
自分の家族の一員であるスサノオの問題をどうすることも出来ない無力感から、
天の岩戸に込もってしまいます。

つまり、この、天照大神の家庭は、
今で言う

「機能不全家族(dysfunctional family)」

だったようです。

父子家庭で、
母の愛を知らずに育ったスサノオは、
愛に飢えて育ちました。

そして、持って生まれた potential と、
未曾有の power を control し、
自分や社会の為に生かす道を知らず、
ひたすら暴れまくるだけでした。

また、
余りにも出来の良い姉を持ってしまった故に、
周りの神々からは、

「お姉さんはあんなに優秀なのに、
お前は行く先々で trouble を起こすし、
悪さばかりする。
とんだ穀潰しだ!」

などと、姉と比較されては、
周りから白い目で見られていたかも知れません。

これは、現代社会において、
家庭環境の悪さの上に苦しむ若者。
また、偏差値や一流大学合格などの、
大人の決めた価値観で図られ、
「落ちこぼれ」
の烙印を押され、
自分の居場所を見つけることができず、
荒くれてしまうヤンキー達の様にも似ています。

そして、
全ての神々から尊敬を受ける程の優秀な神でありながら、
弟の問題を解決できない悩みから天の岩戸に引きこもってしまった天照大神。

これは、

物心ついた時から常に優等生で、
周りの人々からいつも高い評価を受けている人が、
いつしかそれが pressure となり、
自分が越えられない壁にぶつかった時、
挫折感も相当大きなものとなり、
それがもとで引きこもりになってしまう人々によく似ています。

つまり、この二人が通過した試練は、
現代社会にある様々な問題を反映しているのです。

悪さをし続けたスサノオは、
天界から追放され、地上に降り立ちますが、
そこで、クシナダヒメという娘と、
そのご両親に出会い、
姫とその家族を守る為に、
恐ろしい八岐大蛇と戦うことを決意します。

機能不全家庭で育ったスサノオが、
地上の家族から家庭の愛を学びました。

大蛇と戦う際、スサノオは、
その家族に準備してもらった、
8つのオケに入った酒を大蛇に飲ませ、
泥酔したところで大蛇の首を刈り、
勝利を収めます。

これは、荒くれヤンキー達が、
いつしか更正して、自分の居場所を見つけ、
家族を営み、
社会貢献を果たして行く姿にも似ています。

自分を理解し、
愛し援助してくれる人がいたお陰で、
スサノオも本来の力を発揮し、
社会貢献を果たし、
地上の救世主のような立場にまで立ってしまったのです。

日本文化勲章を受賞した名俳優の高倉健も、
演じた役柄の多くは前科者でした。

一方、天照大神は、
挫折して天の岩戸に引きこもり、
それ故地上は暗闇に覆われてしまいました。

しかし、その後八百万の神々の助けを借り、
最後には引っ張り出され、
天照大神は地上に復活し、
世界に光が戻ったと言われています。

これは、引きこもりだった人が、
周りの人々の助けを受けながら、
社会復帰していく様に似ています。

引きこもりの人々には、
周囲の人々の励ましが不可欠であり、
時として引っ張り出すことも必要で、
引っ張り出す timing まで書いてあります。

天照大神が引きこもっていた時、
八百万の神達は、
天照大神をどうやって岩戸から出そうかと、
河原に集まって相談しました。

この「神々の会議」を通して、
日本では古来より、
合議制による議会制民主主義の思想を持っていたことを知ることができます。

また、八百万の神々は、
人々の信仰の対象ともなり得ますが、
どの神を拝むかの選択権は人間の側にあります。
これは、日本が伝統的に、

「信教の自由」

の精神を持っていたことを表しています。

ちなみに、聖書においては、
Israel の神以外信じることを許されないと書いてあります。
それ故、実は、
ユダヤ・キリスト教の強い Europe 社会においては、
伝統的には信教の自由は否定されていたのです。

さらに、
一神教は強権政治に利用されやすかったことから、
Europe 諸国では、
支配者による民衆への圧政が度々ありました。
Europe 諸国において、
「信教の自由」や民主主義が持たらされたのは、
日本よりかなり後だったのではないでしょうか。

日本は遥か昔から、
Europe で言う「近代政治」の基盤があったのです。

西洋の歴史においては、
自分達の王や君主を、
家来や民衆が下克上や革命で打倒して、
別の権力者が支配者の立場に立つということが頻繁にありました。

それに対し、
日本神話における八百万の神達は、
天照大神が挫折して引きこもったときも、
代わりに誰か他の神を立てようとは考えず、
あくまでも彼女の復活を願いました。

これは、日本の社会が、
支配者が民衆を力で押さえつけたり、
民衆が支配者達を打倒したりするのではなくて、
君主と家臣、
そして民衆との信頼関係によって成り立っていたことを表しています。

八百万の神達は、
引きこもりになった天照大神を表に出す為に、
岩戸の前でどんちゃん騒ぎをすることにしますが、
これは、
人生や社会が闇に覆われているような時にこそ、
みんなで力を合わせて、
努めて明るく生きていくことが重要だと書かれているのです。

このような名作物語が、
何千年もの昔に書かれたとはにわかに信じ難いほどに、
親近感が湧く内容が、
日本神話には網羅されているのです。

そして、遥か昔の先人達もまた、
現代日本人達と同じような悩み苦しみを抱えながら、
それを力を合わせて乗り越えて来たことを知る時、
現代日本人と先人達とが、
一本の糸で結ばれていることを感じざるを得ません。

更に、
まだ書ききれない内容もあったりするので、
次回の blog でもこの神話関連の内容を書いていきたいと思います。

一つの国の民族が、
自分の国の民族神話を学ばなければ、
その民族はいずれ滅ぶと言われています。

そのことを知っていた侵略勢力は、
第二次大戦後、GHQ を通して、
日本民族が日本神話を学ばないように画策してきました。

今に至るまで、
反日日本人が増え広がってしまった事実を見れば、
彼らの計略が功を奏し、
実を結びかけていると言えるでしょう。

しかし、裏を返せばそれは、侵略支配勢力が、
どれほど日本を恐れているかの証明ともなると、
私は思うのです。