たまらなく忌まわしい別の詩で、賢治は、こんなことをいっています。「遊園地ちかくに立ちしに/村のむすめらみな遊び女のすがたとかはりぬ/そのあるものは/なかばなれるポーズをなし/あるものはほとんど完きかたちをなせり」というものです。宮澤賢治にとって、故郷の素朴で純粋な少女たちが、都会的で、スレた「遊び女」のようになってゆくことが、たまらなく忌まわしいことだったようですね。