今朝、ポッドはだるそうな顔で出てきた。ポッドはたまにこんな時がある。

理由を聞いてもわからないと答えるし。

しかしそれでも店が開けば、いつも通り働いている。やっぱり、僕の思い過ごしなのかな?

そんな僕の思考を、コーンが遮った。

「デント、あなたにご使命ですよ。」

コーンは、一人の女性客の座っている席から、僕を呼んでいた。

女性は少し不安げな顔をしている。

「ご使命ありがとうございます。ご注文は?」

「いえ、デント。彼女はあなたに、ポケモンを見てほしいそうです。」

「ポケモン?」

彼女は小さくうなずいて、バックの中からモンスターボールを取り出して開けた。

中から出てきたポケモンは、電気タイプのシママだった。

よくみると、顔が少し赤く、呼吸も荒い。

「この子、昨日からこの調子で・・・。もしよかったら、ちょっと見てほしくて。」

僕は、そっとシママの目を覗き込んで、そしてすぐに分かった。

「・・・すいません。このシママ、少しだけ預かってもいいですか?今日中にはお返ししますから。」

「はい。ありがとうございます。」

女性は深々と頭を下げた。僕はシママを連れて、僕の部屋へ向かった。


「さあ、ここは僕の部屋だから、ゆっくりしていいよ。」

僕はシママに語りかける。でも、まだ緊張しているようだ。

「僕には、君の言葉がわかる。だから、遠慮せず話してくれていい。」

シママは驚いた顔をした。僕は続ける。

「・・・でも、大変だったね。もうそんな時期だもんね。」

このシママは発情期なのだろう。この時期ならよくあることだ。

「大丈夫だよ。治してあげる。」

「ホント!?」

「うん。大丈夫だよ。」

シママはパッと笑った。




END




ふと目を時計に向けると、午前2時を回っていた。

もう4時間はたってるな・・・。

まだ俺の体は前後に揺さぶられている。

「あ・・・あへ・・・あぁ、へあぁ・・・」

呼吸が追い付かない。自分でもアヘアへ言ってるのがわかる。

「・・・ポッド、今何回目?」

・・・あれ?俺何か聞かれた?そうだ、イってないって言わなきゃ。

「あは・・・おれ・・・イって・・・ましぇんよ・・・。ほんとに・・・イってましぇん・・・」

「違うよポッド、回数だよ。」

「え?かい・・・しす・・・?えっと・・・さんじゅう、はちかい・・・れすか・・・?」

ご主人様は首を横に振った。

「覚えといてよ?これで、68だ!」

そういって、中に68回目の精液が叩き込まれた。

「いっ・・・!きゃうぅうう!ろ、ろくじゅう、はちきゃい・・・」

そして、俺の意識はそこで切れた。

最後に見えたのは、ご主人様の顔と、妊婦の様になった自分の腹だった。


次の日の朝、俺は体やら腰やらが痛くて仕方なかった。

腹の膨らみはなくなっていた。どうやら俺が気絶した後、バオップが掻き出してくれたらしい。

「おはよう、ポッド。さあ、今日もがんばろうね。」

俺は力なく笑う。

「はい・・・ご主人様。」



END